「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

リネハンの 「反対の行為」 技能: 行動で感情を調整する

2015年10月24日 20時16分25秒 | 「BPDをもつ人と良い関係を築くコツ」
 
感情を調整する方法
 
・ 立ち止まる
 
・ 体の姿勢に注意を払う
 
・ 微笑む
 
・ あなた自身を承認し、 励まして応援する
 
 以上の4つのステップを使っても 感情を調整できなければ、
 
 「反対の行為」、 つまり、 
 
 感情を変えるために行為を使う トリックを試してください。
 
 全ての感情には 行為が伴います。
 
 感情を弱めたければ、  「反対の行為」 を使ってみてください。
 
 対人的な葛藤で 最も起こりやすい感情は、 恐怖, 怒り, 罪責感, 悲しみです。
 
 (恐怖と罪責感については 後述します。)
 
・ 怒り
 
 怒りを減らすために 最も重要なのは、 離れることです。
 
(電話でもメールでも)
 
 穏やかに、 ただ距離を置くのです。
 
 そして、 BPの目を通して 世の中を見て、
 
 BPへの慈心を発見し、 BPに何か親切なことをしましょう。
 
 怒りを起こすものが 繰り返し浮かぶので、 それを抑えるために、
 
 慈心を何度も使わなければなりません。
 
・ 悲しみ
 
 悲しみは 一人になりたいと思わせます。
 
 「反対の行為」 は 活性化治療 (体の生理的機能を高める) です。
 
 きびきびと散歩に出たり、 スポーツをしましょう。
 
 BPと関係ない 楽しいイベントを行ないましょう。
 
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
 (星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
 [星和書店の許可のうえ掲載]
 
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