o 限界をBPに伝える
・ もし、 あなたが声を下げなければ、 罵るのをやめなければ、
会話を終わりにすると、 BPに言う。
・ 短い時間でも、 有効なやり取りに向ける時間を、 BPに与える。
あなたの限界を少しだけ超えて、 BPにチャンスを与えます。
・ あなたの限界を理由に、 やり取りを終わりにすることを BPに告知する。
「あなたにとって 苦痛だということは分かる。
でも 私たちの関係に留まるために 私に必要なの」
「1日に20回電話に出るのは、 私には多すぎる」
・ 最後までやり遂げる。
限界とやり取りの終わりを告げて、 BPの行動が変わらなければ、
告知した通りに実行しましょう。
そうでないと BPの行動を強化してしまいます。
o BPを知ることが重要なわけ:
自殺すると言われたときに、 電話を切ることはできないでしょう。
けれども 限界を超えるのを認めれば、 BPを強化してしまいます。
その時は 「警察に電話する」 と 言ってもいいでしょう。
本当に自殺を考えているのなら、 警察に電話するのは正しいことです。
しかし多くの場合、 本当に自殺を望んではいないでしょう。
これで 質問と査定に戻れます。
その間、 限界を繰り返し伝え、
限界が BPにどのように感じられるかを 承認します。
o 限界について BPの感情を承認する。
o 別のとき, 或いは 違う問題については 相手をすると、 BPを安心させる。
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
(星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
[星和書店の許可のうえ掲載]