5つのステップに、 BPが参加してくれる保証はありません。
あなたがどう助けられるか質問し、 問題を査定しようとしても、
BPがあなたの邪魔をしたり、 質問や助けを拒むとしましょう。
このとき ポジティブな結果が出せるかどうかは、
あなたが あなた自身やBPを どのくらい知っているかにかかっています。
でき事の展開が どうあなたに影響するか、 以下のものに注意を払ってください。
o 立ち止まって 自分の経験に注意を向ける。
・ 身体的感覚
胃腸 (締めつけられているか? 落ち着いているか?),
胸 (きつい感じか? 呼吸は速くなっていないか?),
筋肉 (固くなっているか?), 横隔膜, 手/こぶし, 顔の筋肉, 心拍
・ 思考
「私の助けを あなたは重んじていない」 ではなく、
「あなたは 私の言うことを聞いていない と思います」
・衝動
「電話を切ってしまいたい」 「私の話を聞けと この人に叫びたい」
・感情
「怒り, 不満, 恐怖を抱いている」
自分の身体的感覚, 思考, 衝動に 全意識を向けて、
それにラベル付けをすると、 感情調整が利き始めます。
それが あなたを不快にさせているのも 知ることになります。
あなたの限界を はっきり見定めて、 限界をいつ超えてしまうのかを 知ることを、
限界の観察と呼びます。
そうすれば、 BPと関係を断つようなことは もうなくなります。
限界観察は重要な技能です。
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
(星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
[星和書店の許可のうえ掲載]