「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

承認の代わりにやってはいけないこと

2015年10月16日 20時46分10秒 | 「BPDをもつ人と良い関係を築くコツ」
 
・ 落ち着くように言わない。
 
 相手が感情的になっているとき、 落ち着くように言うと、
 
 その人の動揺を承認していないので、 感情は収まらずに高まってしまいます。
 
・ 問題を理解し、
 
  BPが 問題を解決してほしがっていると 確信するまで、 問題を解決しない。
 
 もうひとつの過ちは、 問題を解決しようとすることです。
 
 相手ができ事を話したとき、 「君がすべきなのは……」  と言うことです。
 
 相手は 話を聞いてくれないと感じて、 怒ってしまいます。
 
・ 理解していないのに、 理解していると言わない。
 
 理解していないのに承認しようとすると、
 
 慰めや見下しとして 感じられてしまう場合があります。
 
 「言いたいことは分かる」 と言っても、
 
 「全然分かってない」  と思われてしまいます。
 
○ 承認の仕方
 
 承認は、 相手への同意でなくても構いません。
 
 BPが自己破壊的な行動をするとき、 あなたがしようとするのは、
 
 BPと他者を守るために、 問題を指摘することです。
 
 でも承認できることを発見したら、 それを延期しましょう。
 
 一歩退いているのは、 感情的になっている場合は 容易ではありません。

 そこで弁証法的行動療法は、 承認を6つのレベルに分けています。
 
 あなたは 自分自身の反応の制御に 集中することができます。
 
(続く)
 
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
 (星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
 [星和書店の許可のうえ掲載]
 
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