「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

限界を見極めて伝達する (1)

2015年10月31日 20時40分28秒 | 「BPDをもつ人と良い関係を築くコツ」
 
 私たちは 個人的な限界を抱えていて、
 
  「もう引き返せないポイント」  というものがあります。
 
 無理がかかりすぎたとき、 限界も関係も修復不可能になるのです。
 
 そうならないように、 自分の限界がどこにあるのか 知らなければなりません。
 
 ある人の近くにいると 身体がこわばったり、
 
 その人の電話に 出たくなかったりしたことはありますか? 
 
 何がそのリアクションを引き起こしたのか 分かっていれば
 
 (その人が あなたを傷つけることを言った など)、
 
 あなたは自分に限界がある  (傷つけることを言われるのは嫌だ など) ことを
 
 知っていたのです。
 
 その関係が重要かどうか、 そして その限界を伝達すべきかどうか、
 
 決定しなければならなかったでしょう。
 
○ 限界を見極める練習をする
 
 はっきり言葉にされていない 限界を特定してみてください。
 
・ ある人が自宅に来ることに関する 限界がありますか? 
 
  訪問しても構わないのはいつですか? 
 
  訪問すると困るのはいつですか? 
 
・ 誰かとの電話に関する 限界がありますか? 
 
・ 接触に関する 限界がありますか? 
 
・ 言葉や感情に関する 限界がありますか? 
 
〔「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ」
 (星和書店) 〈シャーリ・Y・マニング著〉 より〕
 [星和書店の許可のうえ掲載]
 
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