大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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しづめばこ 5月25日 P302

2014-05-25 19:05:41 | C,しづめばこ
しづめばこ 5月25日 P302  、大峰正楓の小説部屋で再開しました。


小説“しづめばこ”は読み易いようにbook形式になっています。
下記のリンクに入ってください。(FC2小説)

小説“しづめばこ”



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日々の恐怖 5月25日 社員研修

2014-05-25 19:04:52 | B,日々の恐怖


   日々の恐怖 5月25日 社員研修


 もう15、6年前かな、社員研修で東京へ出張した。
ジュリアナ東京が近くにあったんで、楽しみにして行った。

 ○月○日~○日、9:30~時間厳守 
集合 研修センター1F 出席予定77名
前泊希望者は事前に連絡、部屋は本社にて準備(シングル・ツイン選択不可)

 田舎もんの俺は前泊で出席の為、午前中はみっちり仕事でした。
特急と新幹線乗り継いで、JR田○駅着が22:45、ホテル入って23:00頃。
途中、夜の街で社会勉強し遅くなったので。

「 △△会社の○○ですが。」
「 お疲れ様です○○様、◇◇◇号室です、ごゆっくりどうぞ。」

とキーを渡される。
ホテルなんぞ使う機会も無く、エレベーター乗って、

“ 都会だな~。”

なんて思いながら部屋へ入ると、先客がベッドで寝ている様子。

“ 相部屋か・・・まっいいか。”

と、シャワー浴びて就寝したのが24:00頃。

 翌朝、7:30に目覚めると隣はもぬけの殻・・・。
飯でも行ったかと思ったが荷物もなし。

“ なんだよ一緒に行ってもいいじゃんかよ、ったく愛想もねーな。”

なんて思いながら朝飯食って、ヘアセット・髭剃りすると、ポーチが洗面台に。

“ 忘れもんだよ、慌てて出ていったんかな。”

なんて思いながら荷物もって研修センターへ。

研修センターに着いて、指導官とのやり取り。

「 おはようございます、○○です。昨日の相部屋の方の忘れ物です。」
「 おはよう、○○君。昨日は・・・え~と、君一人だよ。」
「 いや、先に誰かチェックインしていて、その方の荷物かと・・・。」
「 えっ、前泊は39人で、君の販社からは君一人だから、ツインのシングル使用のはずだけど・・・。」
「 でも昨晩、歯軋りとか聞こえましたし、確かに誰かと一緒だったんですけど・・・。
じゃ、これは・・・?」

持ってきたと思ったポーチが無くなってた。
確かにバックに入れたんだ。
 その後、実害は無かったから良かった。
でも、研修中に他のメンバーからも色々言われた。

「 10時頃テレビの音してたし、シャワー使ってたろ。」
「 ツインの部屋で鍵が二つっておかしいだろ、普通一つだろ。」
「 その相方はどうやって部屋に入ったの?」

言われてみれば、鍵って部屋に一つだよな。
ホテルの人は俺に渡したんだから、相方は?
東京って怖えぇぇよ。











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