一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

不謹慎を承知で言うと

2005-03-25 | 余計なひとこと
マラッカ海峡で海賊に人質に取られた乗組員が無事解放された。
しかし身代金は支払ったらしい。
結果無事生還できたことは喜ばしいが、

イラクでの邦人人質事件との境目はどこにあるのだろう、とふと考えた

・危険地域であることを承知している点は同じ
・目的が経済活動かボランティアか、は有意な違いか?
・相手方の要求が金銭か、政治的要求かの違いはある
・相手方が「テロリスト」か「犯罪者」かの違いはある(どこで線を引くかのコンセンサスがあるのだろうか?

「テロリストの政治的要求には応じない」というのはわかる
ただ
「犯罪者の金銭的要求には応じてもよい(応じるべきだ)」
のだろうか?

理屈で考えると、同じ人命がかかっているなら、前者でも応じるべき、という発想もないではないと思う(個人的には違うと思うけど)
また、誘拐犯が稼いだ身代金がテロの資金源だったらどうか?
さらに、金銭的要求が過大(船主企業が倒産寸前とか)の場合は、「仕方がない」ということもあるのだろうか?

もう少しよく考えてみます。
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買収対抗策の前になすべきこと (フジテレビvsライブドア 番外編その3)

2005-03-25 | M&A
改めてバリュエーションの勉強をしようと「企業価値評価」第3版(ダイヤモンド社)を読み始めた。
マッキンゼーが書いたバリュエーションの教科書。


そこに、いい一節があった。

「・・・当時(80年代)のアメリカ産業界では、事業再編(リストラクチャリング)の嵐が吹き荒れていた。多くの企業でコンサルティングを進めるなかで我々マッキンゼーは、クライアント企業がM&A(合併・買収)の危機にさらされている現実に直面した。企業は買収をしかけられる前に、買収で創造される価値を洗い出し、それを自社が自ら達成する必要がある。そして、これこそが企業経営者にとって買収からの最大の防御となる、と考えた。」(前掲書「訳者まえがき」ページ)


企業経営者は「ポイズン・ピル」だの「クラウン・ジュエル」だの「ホワイトナイト」だのを勉強する前に、すべきことがある、ということだ。


企業価値評価―バリュエーション;価値創造の理論と実践

ダイヤモンド社

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