一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

やってみなはれ (フジテレビvsライブドア 番外編その4)

2005-03-29 | M&A
本編は、TOBだのMSCBだのと紙に書いたお金が飛び交う空中戦から、北尾氏のようなアクの強そうなボスキャラが登場し地上戦・肉弾戦に突入した、という状況になってきた。
そろそろ距離を置いてきれい事を言い合うことから、生身の経営者・投資家同士がサシでの渡り合いを期待したいところだ。


さて、ホリエモンの「ネットとメディアの融合」ですが、awake in a muddleさん(ライブドア関連でたどり着いたのですが、知識・見識・ユーモアのセンスともに尊敬するblogです)がBBC 6 Musicのサイトを紹介していました(音楽ネタとしてです)。

ニッポン放送のサイトと比べて、段違いにイケてます。
比較的進んでるんじゃないかと思われるJ-waveのサイトもいかにも「ホームページ」風な造りで、「ラジオのライブ感」のような迫力はBBCの方が上だと思う。

BBCはチャネル数もやたら多いからコンテンツとして特色を出せるんだ、とか
日本は音楽著作権の問題とか、日本固有の問題があるとか
言い分はいろいろあるのかもしれないけど、工夫の余地は十分にある、ということだと思う。
※アメリカのFM局だともっと進んでいるのかも知れない(アメリカの放送局はローカルだから逆にダメなのかな?)

そもそも放送法第2条第1項第1号では「「放送」とは、公衆によつて直接受信されることを目的とする無線通信の送信をいう。 」とあるので、インターネット上での音声発信は放送法の適用がない。

だったら、ホリエモンは自ら実験的にweb上でラジオ局をやってみたらどうだろうか。


スタッフとかコンテンツが不足するといっても、800億もニッポン放送につぎ込むくらいなら、1/10の80億も用意すればスタッフは集まると思うのだが。

ただ、そうすると、その実験が成功した瞬間に既存のラジオ局が一気に参入して、ホリエモンのうまみはなくなっちゃうのかもしれない。
でも、そこには、キーとなるプログラムの特許を取得しておくなど先行者利得を得る機会もあるし、また、逆に「規制産業の横暴」をアピールする機会にもなるかもしれない。


けっこう面白いんじゃないかと思うんだけど・・・
コメント (4)
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