飛騨牛 等級偽装指示認める 「丸明」社長 国・県の調査に
(2008年6月24日(火)16:15 産経新聞)
このニュース、あまり真剣に聞いていなかったのは、「飛騨牛」というブランドを知らなかったせいもあります。
スーパーで「飛騨牛」とあっても、なんだそれ?という感じだったと思います。
wikipediaによると
日本食肉格付協会による格付けでは、歩留等級がA~C(Aが最も良い)、肉質等級が5~1(数字が大きいほど良い)となっており、「A5」が最も良い。
ブランド牛には、同協会の格付けを用いているものと、一部を用いているもの、全く格付けを利用していないものがある。
一般に、格付けの低いものまで含めた方が流通量を確保でき、ブランドの知名度を上げることが容易ではあるが、ブランドの信頼は落ちる。
以下に、肉質等級で主なブランドを分けて記載する。
肉質等級5を満たす場合のみ呼称されるブランド(全国に3ブランドのみ)。
仙台牛
深谷牛
信州牛
肉質等級4以上
前沢牛
米沢牛
常陸牛
佐賀牛
神戸ビーフ(肉質等級の内、脂肪交雑のみ使用)
肉質等級3以上
飛騨牛
The・おおいた豊後牛
肉質等級が4または3
仙台黒毛和牛
肉質等級が無関係なブランド
松阪牛
但馬牛
近江牛
しまね和牛
豊後牛
これを見ると飛騨牛は「格付けの低いものまで含めた方が流通量を確保でき、ブランドの知名度を上げることが容易ではあるが、ブランドの信頼は落ちる」という線をねらっていたのでしょうが、今回の事件で当初の戦略よりも知名度は上がったもののブランド力は低下するという逆レバレッジが効いてしまったことになります。
それにしても、僕の知らないブランド牛が多いこと・・・
「山形牛」とか「熊本牛」と言われてもホイホイ買ってしまいそうです。
普段いかにいい生活をしていないかがよくわかります(笑)
そういえば、NBAのロサンゼルス・レイカーズのコービー・ブライアント(Kobe Bryant)って、父親が来日したときに気に入った神戸牛(上で言えば神戸ビーフ)にちなんで名づけられたらしいですね。