一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

男と女のトイレ事情

2009-06-04 | よしなしごと

今回は同じ「男女」でもちょっと毛色を変えて。

ティッシュのネピアのサイトにメールニュース会員を対象にしたアンケート結果をまとめた 男と女のトイレ事情というコーナーがあります。

Q1.女性の方にお聞きします。あなたなら男性が自宅の洋式トイレでオシッコをする時、どうして欲しいですか?

A:立ってするのが普通だから仕方がない
B:出来れば座って欲しい
C:座ってする様にお願いしている
D:その他


結果はこのとおり。





東日本と西日本でほとんど差はありません。

Q2.男性の方にお聞きします。あなたは洋式トイレでオシッコをする時、どうしていますか?

A:当然、立ってする
B:自分の意思で座ってする
C:家族に言われるので座ってする
D:その他

結果は


 

こちらはけっこう地域差が出ました。

西日本では「家族に言われるので座ってする」という人が東日本の倍もいるんですね。
西日本の男性の方が家族に遠慮しているのでしょうか(それとも奥さんが強いのか)。


僕はといえばAです。

確かにたまに跳ね返りが大きく飛ぶことがあって気になったので、一度座ってするのを試したことがあったのですが、妙に落ち着いてしまうのと、ついでに「大」もしたくなってしまうので、朝の出勤時には効率的でなく、また水資源の浪費にもつながりかねないので(などと屁理屈を立てて)「立ってする」に戻しました。

気分的な開放感は「立って」の方が圧倒的ですしね。


もちろん、飛沫が飛んだ時にはきれいにしてますよ、はい。

コメント (4)
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バルチックカレー

2009-06-03 | あきなひ

バルチックカレー 出資金返還せず 民事訴訟十数件
(2009年6月2日18:00 毎日新聞)  

カレーチェーン「バルチックカレー」を展開していた「バルチック・システム」(東京都港区、清算中)が集めた資金を巡り、「契約通りの配当や出資金の返還がない」として出資者側とトラブルが多発している。

民間信用調査会社によると、バルチックカレーは2月時点で関東地方を中心に約30店舗を展開。07年度の売り上げは約11億3000万円。吉野氏によると、現在は約20店舗に縮小し別法人が営業している。

このカレー屋さん、数年前は会社の近くに軽トラックを止めて弁当を売っていました。
それなら横須賀海軍カレーは「東郷カレー」か、などとつっこんだことを覚えています。
カレーとしてはまあ普通、値段がお手ごろという感じでした。

そのうち店舗を出し、さらに他所でも店舗を見かけたので当たったんだな、と思っていましたが、そういえば1年位前に会社の近くの店舗は別の店に変わってました。


悪い筋のお金かコンサルが入ってしまったんでしょうか。


子供にしろ大人にしろ、健全な成長を阻害する誘惑が多い今の世の中であります。


 

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「男女」

2009-06-03 | 動画・画像
若者の間では昨年から話題になっていたようです


男女 Danjo Dance cover by xBextahx




あ、別に僕はロ○コンというわけではなくて、これは「男女」という曲を題材に動画やアニメをつけるのが流行っているらしく、ついに外国人にも伝播したということのようです。
思わず口ずさんでしまう歌詞とテンポですよね。


これはこちらのアニメの真似ではないかと思うのですが、かねてからご推奨の世界に誇れる日本文化ということで麻生さんもご満悦ではないかと。


【MikuMikuDance】男女を踊らせてみた【Full.Ver】


(これが"MikuMikuDance"というフリーソフトで作ったものというあたりはすごい)


もともとは、下の動画の一番左上のアルカイダの人質みたいな袋をかぶっている人がオリジナルなようです。


【比較】「男女」の踊り手達を並べてみた【ぐだぐだ】




ただ、本家日本人のパフォーマンスの多くが「腐女子」系になってしまうというのも特徴です。




途中でネギが折れてしまうのが切ない・・・(でも、欧米には「長ネギ」ってないですよね(笑))



こちらはパフォーマンスとしての完成度はけっこう高い



(コメントを見るとこのコンビはYou Tubeではけっこう有名らしいです。)



上の外人の女の子は純粋に楽しんでいるのに対し、日本人はもっと様式に入り込んでいるように思います。
韜晦なのか、アキバ系の自縄自縛なのか、単なるノリなのか、そのへんはオジサンにはよくわかりませんけど(笑)


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粉塵爆発?

2009-06-02 | よしなしごと
神戸の製粉工場が全焼、出火時に小麦焙煎機から異常音
(2009年6月1日(月)13:35 読売新聞)
東灘署によると、出火当時、工場は操業中で、従業員らは「小麦を熱風で 焙煎 ( ばいせん ) するロースター機が、ボーンという音を上げた」と話しているという。

粉塵爆発?ってやつでしょうか。(こちらに実験の様子があります。)


コミック(パイナップルARMYなど)や映画(忘れた)で主人公が危機一髪の状況から逆転する手段として使われて、ちょっと使い古された感もあるのですが、実際に事故原因になった事例は少ないので(今回も原因はわかっていませんし、今までずっと安全に操業してきたわけですから)、意図的に簡単に起こせるようなものではないんでしょうね。

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Appointment in Samara、またはバグダッドの死神

2009-06-02 | 乱読日記

ちょっとしたセレンディピティ。

『リダクテッド』で兵舎で兵士が"Appointment in Samara"という本を読んでいました。

この本はJohn O'Hara(有名な作家らしいのですが知りませんでした)の1934年の小説で、もとはサマセット・モームがアラブの昔話を題材にした短編にちなんだものだそうです。(参照

そしてその昔話は、ナチスの強制収容所を描いた古典『夜と霧』でも「バグダットの死神」として語られています。

内容はこういうもの。
短いので私の無粋な和訳はなしとします。

There was a merchant in Bagdad who sent his servant to market to buy provisions and in a little while the servant came back, white and trembling, and said: "Master, just now when I was in the market place I was jostled by a woman in the 'crowd and when I turned I saw it was Death that jostled me. She looked at me and made a threatening gesture; now, lend me your horse, and I will ride away from this city and avoid my fate. I will go to Samarra and there Death will not find me." The merchant lent him his horse, and the servant mounted it, and he dug his spurs in its flanks and as fast as the horse could gallop he went. Then the merchant went down to the market place and he saw Death standing in the crowd and he went to Death and said: "Why did you make a threatening gesture to my servant when you saw him this morning?" "That was not a threatening gesture," Death said, "It was only a start of surprise. I was astonished to see him in Bagdad, for I had an appointment with him tonight in Samarra."

この引用元は雑誌Timeの1941年10月27日の記事(参照)からです。
この記事これはドイツ軍の快進撃がモスクワに迫りクレムリンが陥落寸前、というときのスターリンの憔悴ぶりに関するもの。


この小話は追い込まれた人間の状況判断について語られるたとえ話としては秀逸なものをもっていますね。


余談ですが、独ソ戦では例年より早い冬の到来で、電撃作戦による短期決着を前提にして冬装備が不足していたドイツ軍が今度は立ち往生することになり、死神はヒトラーの方に取り付くことになります。
ただ、スターリンにはサマワに逃げる馬がなかったのが幸いしただけだったのかもしれません。

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『リダクッテッド』の題材の事件

2009-06-01 | よしなしごと

昨日紹介した『リダクテッド』の題材になった事件の裁判がこちら。

イラク少女暴行殺害事件、首謀者元米兵に無期懲役
(2009年05月22日 16:55 AFP BB News)

バグダッド南部のマハムディヤ(Mahmudiyah)で2006年3月に駐留米軍兵士がイラク人の少女を暴行し、少女を含む家族4人を殺害した事件で、米ケンタッキー(Kentucky)州の連邦裁判所の陪審員団は21日、事件の首謀者である元米国陸軍兵卒スティーブン・グリーン(Steven Green)被告に対し、無期懲役の有罪評決を言い渡した。これにより、同被告は死刑を逃れることになる。  

女性9人と男性3人からなる陪審員団は20日から21日にかけて10時間にわたり協議を行ったが、全員一致の死刑評決には至らなかった。その結果、グリーン被告は仮釈放なしの無期懲役の評決を受けることになった。  

同裁判所の判事は、9月4日に量刑を言い渡す予定。  

グリーン被告は事件発覚前に「人格障害」を理由に除隊処分を受けていたため、軍法会議ではなくケンタッキー州の連邦裁判所で裁かれた。  

同事件の共犯者である他の米兵3人には、暴行などの罪で無期懲役の判決が下されている。  

 「他の三人」については既に軍事法廷で有罪判決が出ています。しかしいずれも死刑ではありません。

イラク少女暴行殺害事件の米兵に禁固110年の有罪判決
(2007年08月05日 17:31 AFP BB News)

駐留米軍兵士がイラク人の少女を暴行し、少女を含む家族4人を殺害した事件で、ケンタッキー(Kentucky)州フォートキャンベル(Fort Campbell)で開かれていた軍法会議は4日、ジェシー・スピルマン(Jesse Spielman)被告に、仮釈放の可能性のある禁固110年の有罪判決を下した。  

ポール・コルテス(Paul Cortez)軍曹とジェームズ・ベイカー(James Barker)技術兵は、今年すでに有罪を認めておりそれぞれ禁固100年、禁固90年の刑を受けている。  

見張り役を務めたとされるブライアン・ハワード(Bryan Howard)被告は、従犯と司法妨害ほう助の罪で禁固2年3か月の有罪判決を受けた。

事件の首謀者である元米国陸軍兵卒スティーブン・グリーン(Steven Green)被告は除隊されているため、軍法会議ではなくケンタッキー州の連邦裁判所で裁かれる。

この結果が今回の評決です。 僕が見たのはCNN
Jurors can't reach decision, ex-soldier gets life without parole
(May 21, 2009 CNN) 

Jurors on Thursday told a judge they could not reach a decision on whether a former U.S. soldier should be sentenced to death for war crimes -- including rape and murder -- he committed in Iraq.  

The lack of a unanimous decision means Steven Green will be sentenced to life in prison without parole, according to instructions given to jurors as they began deliberations on the sentence Wednesday.  

これによると、アメリカ連邦裁判所では死刑判決は陪審員の全員一致が必要なようです。また「無期懲役」(日本だとこれですね)よりは「仮釈放のない終身刑」が正確なようです(実質的には同じなのかもしれませんが、恩赦などの扱いが違うのかもしれません。)。  

当然被害者側からは非難されています。

Iraqi official says trial that spared ex-U.S. soldier's life 'unjust'
(May 22, 2009 CNN) 

An Iraqi official condemned Friday the decision by a U.S. jury not to sentence a U.S. soldier to death.  

"He raped a girl and killed an entire family, and he got only life in prison. ... This is an unjust trial," said Mustafa Kamel Shabib al-Jabouri, leader of the Awakening Council in Yusufiya. "We demand a new trial."  

During Green's trial, relatives of the murder victims gave gripping testimony about how the crimes still haunt them. Some family members said their lives have been ruined and it would have been better if they'd also been killed.  

どのへんが全員一致に至らなかったのかについて、上の方の記事ではこう書いています。  

"America does not kill its broken warriors," federal defender Scott Wendelsdorf, his voice choked with emotion, told the jury Wednesday at the U.S. District Court in Kentucky.  Executing Green, Wendelsdorf said, would let the military "off the hook" and send the message that his superiors bear no responsibility for sending Green into combat, knowing he'd been traumatized by the deaths of several respected unit leaders.  

「アメリカは病んだ戦士を殺したりはしない」というセリフはさすがにアメリカの弁護士だけあって上手ですね。ここでグリーン個人に責任を負わせて死刑にしてしまえば、作戦行動による先輩の死亡によって「人格障害」を引き起こしたのを承知で前線に送り込んだ上官を免責することになる、と言っています。  

Assistant U.S. Attorney Brian Skaret said the soldiers in Green's unit who died honorably "would be rolling over in their graves" if they knew their deaths were being used to explain why Green went on the murder rampage.  Skaret said that before the killings, Green and his four co-conspirators were talking about "sex" and "screwing Iraqi chicks" rather than avenging their colleagues' deaths.  

「残虐行為の言い訳にされては名誉ある戦死者もうかばれまい」要するに個人の残虐な犯罪にほかならない、という検察官の主張よりは説得力があったようです。


軍人の作戦行動における犯罪行為であっても、除隊されていれば一般の刑事法廷で裁くことになるのでしょうが、陪審員としても「何を裁くか」ということ自体で相当悩んだのではないかと思います。


ところで素朴な疑問ですが、民事訴訟で米国陸軍に対して使用者責任に基づく損害賠償請求ってできるのでしょうか。

 

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