シネモンドで「ロング・グッドバイ」を観ました。ロバート・アルトマン傑作選の1本です。
1973年アメリカ映画
フィリップ・マーロウ:エリオット・グールド
夜中の3時に飼い猫に起こされたマーロウ。
ゴハンが欲しいと「ニャーニャーニャーニャー」鳴く。
このにゃんこがマーロウにすごく懐いていてかわいい。
キャットフードを切らしていて適当にありものを与えたけどそっぽを向かれ、わざわざ買って来た缶詰に見向きもせず(いつもの缶詰が品切れで別のを買ってきたら見事に見破られた)猫用窓からプイっと出ていってしまいます。
猫を探しているところへ高級住宅地に住む友人テリーがやって来てティファナまで送って欲しい、と言う。
こんな時間にティファナ(メキシコ)まで?と思ったけど送るマーロウ、いいひと。
翌朝警察がやって来て、“テリーが妻を殺害して逃亡したがマーロウがその手助けをした”、との疑いで留置所送りになります。
冒頭穏やかに?猫とバトルしてると思ったらいきなりの巻き込まれ。
しかし3日後、あっさり釈放。
テリーがメキシコの田舎で自殺したため事件終了とのこと。
なんか釈然としないマーロウに本業(私立探偵)の依頼が入る。
テリーと同じ住宅地に住むウェード夫人から蒸発した夫を探してほしいという依頼でしたがなんかやばいこと隠してそう。
さらにテリーが金を持ち逃げしたやくざに付き纏われ、巻き込まれっぱなしです。
エリオットグールドのボソボソ喋るの好き。飄々としてユーモラスで、芝居っぽくない演技をする俳優さんです。
ドーベルマンにやたら吠えられたり、車で走っていたらヨボヨボの犬が進路を塞いだり、猫は出ていくし、動物とマーロウのやりとり?もやたらと可笑しくてかわいいです。
マーロウがタバコを吸うシーンが多い、というか大体タバコを咥えてる。(そうい時代でしたね)
火をつけるのにマッチを壁で擦ったり、バーのカウンターで擦ってつけたり。
アスファルトの道路で擦ったのにはちょっとびっくりでした。