最近観ました韓国映画ではなく、同じタイトルの香港映画が過去にありました。
ムーマさんのブログ「眺めのいい部屋」で面白い記事を拝見しました。
”自分がレンタルビデオ店をオープンすることになったとする。
とりあえず50音1本ずつ選ぶとしたら、どんな作品か? ”
題して「夢のレンタルビデオ店」
いくつかルールがありまして
1 自分の好きな映画から選ぶ
2 1監督につき1作品とする
3 自力で思い出す
4 外国映画、日本映画は問わず
ということです。
監督がかぶっちゃいけないのはまあいいとして3番がむずかしそう。でも、思い出せないところは自分のブログの映画インデックスなら使っていいかな?とゆるくやってみることにしました。( )内は監督名。監督名は映画サイトを検索しました。
過去記事に書いたことがある映画にはリンクを張りました。映画祭で観たので一般公開されてないかもしれない映画も混ざっております。では行ってみよ~
あ アパートメントゼロ(マーティン・ドノヴァン)
い イブ・サンローラン(ジャリル・レスペール)
う 海の上のピアニスト(ジュゼッペ・トルナトーレ)
え エレファント・ソング(シャルル・ビナメ)
お おもかげ(ロドリゴ・ソロゴイエン)
か 彼が愛したケーキ職人(オフィル・ラウル・グレイツァ)
き 君の名前で僕を呼んで(ルカ・グァダニーノ)
く クライング・ゲーム (ニール・ジョーダン)
け ゲーテの恋(フィリップ・シュテルツェル)
さ 霜花店“サンファジョム”(ユ・ハ)
し シュア・シング(ロブ・ライナー)
す スケアクロウ (ジェリー・シャッツバーグ)
せ 戦慄の絆(デビッド・クローネンバーグ)
そ ソン・ランの響き(レオン・レ)
た ダンサー そして私たちは踊った(レバン・アキン)
ち 誓いのキス(C・ジェイ・コックス)
つ ツリー・オブ・ライフ(テレンス・マリック)
て ディーン 君がいた瞬間(アントン・コービン)
と トム・オブ・フィンランド(ドメ・カルコスキ)
な ナポラ (デニス・ガンデル)
に 二重螺旋の恋人(フランソワ・オゾン)
ぬ 盗まれたカラヴァッジョ(ロベルト・アンドー)
ね ネットワーク(シドニー・ルメット)
の ノッキン・オン・ヘブンズドア(トーマス・ヤーン)
は 花と眉 (フランソワ・チャン)
ひ ヒッチャー(ロバート・ハーモン)
ふ ファンダンゴ (ケヴィン・レイノルズ)
へ ペーパームーン(ピーター・ボグダノヴィッチ)
ほ ボヘミアン・ラプソディ(ブライアン・シンガー)
ま マーターズ(パスカル・ロジェ)
み 湖の見知らぬ男(アラン・ギロディ)
む 胸騒ぎの恋人(グザビエ・ドラン)
め メアリーの総て(ハイファ・アル=マンスール)
も モンガに散る(ニウ・チェンザー)
や 山の一家(Jeff Lieberman)
ゆ ユー・ガット・メール(ノーラ・エフロン)
よ 欲望の法則(ペドロ・アルモドヴァル)
ら ライオットクラブ(ロネ・シェルフィグ)
り リリーのすべて(トム:フーパー)
る ルードヴィヒ(マリー・ノエル ピータ・ゼアー)
れ レザボア・ドッグス(クエンティン・タランティーノ)
ろ ロケットマン( デクスター・フレッチャー )
わ 私の愛情の対象( ニコラス・ハイトナー )
「 ぬ」「ね」「ゆ」が出てこなくて「確かこんなようなタイトルあったよな」とネット検索しました (←結局検索したんかい)
ブログ内で書いた映画が中心になっている、ということはつまり、だから、要するに、必然的にゲイがテーマの映画が多めになってるのが特徴と言えるでしょう
今テレビをつけたままパソコン立ち上げたところなのですが、ぼっさーとみていたテレビのCMがっ
「お腹以外は男前」♪って
和漢箋/防風通聖散「お腹以外は」篇
え、え?石川雅宗さんじゃないですか~!!
このブログをパソコンでご覧になっている方は、TOPにで~んと写真置いてます。(石川雅宗さん+グレゴリー・ウォンさん)石川さんのカテゴリもありますのよ、このブログ。こちら
なんかパソコン作業も、テレビの内容も何も入ってこなくなってしまったので今日はもう寝る。
はぁ、久しぶりの石川さんはちょっとコミカル!やっぱりステキでした
BSで「スケアクロウ」を放送してましたので観ました。
1973年アメリカ映画 監督 ジェリー・シャッツバーグ
マックス : ジーン・ハックマン
ライオン : アル・パチーノ
南カリフォルニアの路上でヒッチハイクしていたマックスはライオンに出会う。
マックスは6年の刑期を終えたムショ帰り、ライオンは5年間乗船していた船を降りた船乗り。
マックスは洗車の仕事を始めるためにピッツバーグを、ライオンは5年前に置き去りにした妻とまだ見ぬわが子に会うためにデトロイトを目指しています。
マックスが一緒に商売をしよう、洗車は有望だ、とライオンを誘う。
短気でだれも信じていないというマックスがなぜライオンを誘ったかというと、ライオンがマックスに最後の1本になったマッチをくれたからでした
デトロイト経由でピッツバーグを指します。
ライオンはマックスに”案山子(スケアクロウ)はカラスを怖がらせているんじゃない、笑わせているんだ。そうやって笑いで丸く収めているのだ”と話をします。
トラブルもつらいこともそうやって優しいユーモアで乗り越えてきた、ライオン。
マックスの人を信じない心も短気な性格もライオンが側にいることで少しだけ和らいでいきます。
でも飲んで騒いで、また短気起こして2人そろってムショに入ることに。
ライオンが古株の受刑者に暴力をうけたり、いろいろあったものの刑期を終える。
めでたく出所したもののバーで酔っ払いに絡まれてマックスはまた短気を起こす。
同じ過ちを何度も繰り返すことに呆れたライオンが初めて怒って立ち去ろうとする。
その時マックスは「笑いで丸く収める」というライオンの気持ちに気が付き、殴り合いをする代わりにやったことは「ストリップ」! (厚着・・・というか何枚も何枚も重ね着しているマックスなので脱ぐものはやたらたくさん!)
バーの客たちが大盛り上がり、大爆笑。ライオンも戻ってきて見守っています。
このストリップシーンを観るといつも泣けてくるワタクシです。
ストリップで泣く(´;ω;`)ウゥゥって・・・
ロードムービーでバディムービー。何度か観ている映画ですがやっぱり大好き
アル・パチーノを初めて観たのが「ゴッド・ファーザー」じゃなくてこの映画でした。
ジーン・ハックマンはこの映画の前に「ポセイドン・アドベンチャー」で初めて観ています。
17日シネモンドで鑑賞しました。公式HP
監督 ロドリゴ・ソロゴイエン
エレナ: マルタ・ニエト
ジャン: ジュール・ポリエ
ヨセバ:アレックス・ブレンデミュール
スペインに住むエレナ。携帯に息子のイヴァンから電話が入る。離婚した夫ラモンが引き取った6歳の息子。夫とフランスのビーチにいるイヴァン。聞けばビーチにイヴァンを残して車に戻った父が戻って来ないと不安になってエレナに電話してきたらしい。別の電話口でラモンの現在の妻に連絡しても居所が分からずエレナは口調が荒くなる。
そのうち「知らない男の人がこっちを見てる」とか「僕の方に向かってくる」とか言い出すけれど何もしてやれない。
平行して警察に電話して「すぐに助けに行って」と怒鳴っても正確な場所も伝えられず警察にもどうにもできない。そしてイヴァンの携帯は電池切れとなって通話が途切れる。
目の前で何が起こっているのか見えないけれど得体の知れない恐怖が襲ってきます。恐ろしいシーン。 エレナが狂ったように電話口で絶叫する様子には怒りと悲しみと絶望とが入り混ざっていました。
10年後エレナはフランスのビーチのレストランに勤めていました。恋人もいて穏やかに過ごしているようですが失踪した息子のことで今も苦しんでいる。
ビーチを散歩中通りがかりの少年に息子のおもかげを見る。
以後見かけると目で追ったりこっそりと後をつけたり。
その少年がエレナの店に客としてやって来た。名前はジャン。パリから夏の間避暑に来たという。
エレナが自分のことをつけていたことも知っていたけれどエレナに好意的。家に招待したり、友だちに紹介したり、エレナも自宅に呼んだりして親しくなっていく。
この子がひょっとして生き別れたイヴァン?と思ったけど、違っておりました。
エレナとジャンは夜遅くまで会っていたり、ジャンが酔っ払って帰ってきたりするようになり、ジャンの家族はエレナを遠ざけようとする。(まあ当然そうなるわな。いくらジャンが望んでも適切な時間に帰らせるべきだし、お酒は飲ませちゃいけないでしょう、大人として。この辺エレナにイラッと来ました。)
エレナの恋人ヨセバは、エレナとジャンの関係に不安を抱く。
「あの子はイヴァンじゃない」とエレナを諭し、引っ越して新しい生活を始めることを承諾させる。
この恋人の存在がどれだけエレナを助け、安らぎを与えていたか、想像に難くありません。
イントロのエレナが電話口で半狂乱になっていたシーンはその部分だけで短編映画として公開されたのだそうです。(第91回アカデミー賞®短編実写映画賞にノミネート)迫力というか切羽詰まった演技が鬼気迫るものがありました。
その後の話を組み立てて作られた映画。
絶望の底にあったエレナの心が少しは和らいだと思える結末でした。
大河ドラマ「徳川慶喜」のもの。