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— レインボー・リール東京 (@RRT_TILGFF) April 21, 2022
今年は第30回✨
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🌈 LGBTQ映画の祭典 #レインボー・リール東京 〜東京国際レズビアン&ゲイ映画祭〜 📽
7/8〜7/14@シネマート新宿
7/15〜7/21@シネマート心斎橋
7/16〜7/18@スパイラルホール(スパイラル3F)https://t.co/7lS07THQZw#RRT30 pic.twitter.com/NQu3mZZxjm
毎年海の日の連休あたりは「レインボーリール東京 東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」で東京へ行くのが楽しみでした。去年はなかったけど今年は開催されます。公式サイト
いろいろと考えたけど今年は行かないことにしました・・・・。
スケジュール見てどれとどれ観よう?!とあれこれ思い悩むのが楽しい時間でした。
この楽しみは来年にとっておこう、と思います。
東京、大阪の2会場で開催されるそうです。 映画祭公式サイト
長編8本と短編6本の短編集。
アイルランド映画 恋人はアンバー
アルゼンチン映画 世紀の終わり
台湾映画 親愛なる君へ
に特に興味あり、です。
けど都会に行く勇気はまだない・・・・
でも「親愛なる君へ」 は一般公開が決まっていてJMAXシアターとやまでの上映もあると映画公式HPに書いてある・・・
どうでもいいけど「親愛なるきみへ」とひらがなで検索するとチャニング・テイタム主演の2011年の映画にヒットしますので間違えないでね
そして「世紀の終わり」の英語タイトル End Of The Century で検索すると2014年のラモーンズのドキュメンタリー映画、とか聖飢魔Ⅱの映画にヒットしましたことを申し添えます。
3連休最終日、夜も更けてきて、たそがれておるマチルダです。
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
なぜかなにをいまさらな夏のお話になりますが、今年のレインボーリール映画祭、私を東京へと駆り立てたのはなんといってもこの映画でした。
ゴッズ・オウン・カントリー
輸入盤DVDで観たことは観たんですが、なにせ字幕なし。
今回大きなスクリーンで日本語の字幕がついたのを観られて幸せでした。
(輸入盤鑑賞後のレビューはこちら。ばーちゃんをママだと思ってた)
映画の初めのほうはジョニーが「しょぼくれてだらしない男」(←失礼すぎる・・・)に見えてしまったのですが、ゲオルゲと出会ったことで、まじめに働くようになりそして、恋する男は美しく輝く・・・。
だんだんと「え、こんなに素敵だった?」と思ってしまいました。
羊のお世話をするゲオルゲと石垣用の岩砕いているジョニー。
ジョニーがけが手をけがしてしまい、ゲオルゲがその手をとってけがの具合を見ているところ。
どぎまぎしているジョニーがかわいい。
ゲオルゲは寡黙で、態度もぶっきらぼうな感じだけどジョニーを見守ってくれてサポートしてくれる。
酔っ払って家の前で寝つぶれたジョニーにゲオルゲはシートをかけてあげる。
翌日目が覚めてうろたえているジョニー。
この映画の好きなシーンを上げていったら、日替わりで次々と上げられそう!とても幸せな映画でした。
この映画のおかげで今年もアンソニーさん、ナンシー・チロさんとお茶したり、はーちさん、sweetさんにもお会いしたりと、うれしかったです。また来年も大好きなこの映画祭で思い出増やせたらいいなと思ってます。
とか言ってたらこの映画がまた上映されるそうです。シネマートの のむコレ2018
タイムスケジュールはまだ出てませんが、初日11月3日・・・前日当直(予定)からの日直やん・・・。
少しずつ涼しくなってきてるのかな、とは思うけどまだ毎日毎日暑いですね。
さてぐずぐずになってるレインボーリール東京
2本目は台湾映画の アリフ、ザ・プリン(セ)ス
都会で働く美容師のアリフは女性になることを望むトランスジェンダー。しかし田舎の父からは原住民族の族長として後を継ぐように言われている。アリフの親友でレズビアンのペイチェンは友情とは異なる感情をアリフに抱き始めるが、アリフは妻のいる公務員クリスに惹かれていく。『父の初七日』のワン・ユーリン監督が描く、さまざまなジェンダー・セクシュアリティ・世代の間の人間模様。2017年の東京国際映画祭でワールドプレミア上映され、話題を集めた。(映画祭公式HPより)
アリフの同僚ペイチェン(左)う~んカッコイイ。
職場に元カノ(・・・か単に遊んだ相手かも)が「捨てないで」と押し掛けてきたりする。
アリフは美容師をしながら、いつか手術して女性になりたいと思っているのですが、父親からパイワン族の族長を継ぐように言われて葛藤します。
ドラァグクイーンバーでなぜかバイト?している公務員のクリスに恋心を抱いていて、クリスに差し入れ持ってきたりするのですがクリスはなんにも思っていないようで軽くスルーされる。(さみしい)
アリフをかわいがってるドラァグクイーンバーのママ、シェリー
右の呉さんはママを何かとサポートしてくれるなんでも屋さんみたいな配管工。
このふたりのかけあい、まるで夫婦漫才みたい。
重い病気を抱えていたママ。呉さんはママが自分のことををずっと愛していたことを知る。
ママがいじらしくて、呉さんが戸惑いながらもママをずっと見守っているのにジンとしました。
部族の後継者としての立場と女性になりたいという気持ち・・・重くて葛藤する話なんですけど、シェリーと呉さんのエピソードとか、アリフのパパ(族長)のシーンも暖かいユーモアにあふれていて、笑い声が起こっていましたよ。
今年もレインボーリール東京に行ってきました。
7/15に3本鑑賞。
最初に観たのが QUEER×AQFFA傑作選 2018 。3本の短編と1本の中編映画です。
1本目 新入生
中学生になり女の子の制服を着て学校へ通うことにしたハンナ(トム)
ドキドキしながら通い始めた学校で友達もできたし、トイレの問題もなんとかクリアした。
でも小学生の時いじめっ子だった女の子にばったり会ってしまう・・・。
さんざんいじめてきた女の子にも優しくできるハンナ・・・とってもいい子なんです。
2本目 言葉にできない
インドの地下鉄で毎日出会う2人。セリフが全くなくてふたりが視線を絡ませるだけ、のシーンが延々と続く。
話しかけたり、手を握るくらいしても・・とじれったく思いながら見ていたらインドでは同性愛は犯罪なのだそうです。
3本目 中国映画 コクーン
香港が中国に返還された年。出張ばかりの父と留守を守る母。たまに帰ってきても口論している両親。11歳の娘は母がダンス教室の先生(女性)と親密な関係なことを知る。
4本目 ルッキング・フォー? はドキュメンタリー映画。
ゲイの出会い系アプリを利用している7か国60名のインタビューをまとめたもの。
深刻な話もあるけど、笑える話もいっぱいでした。
なにを今ごろな、レインボーリール東京映画祭ですが、今年最後に観た映画はフランス映画。
17歳にもなると
ワガママなダミアンは17歳。母と一緒にフランスのピレネー山脈近くの街で軍人の父の帰りを待っている。ダミアンと農家の養子トマは衝突を繰り返していたが、トマの母が入院したことで、ダミアンの母がトマを一時的に引き取ろうと提案する。フランスの巨匠アンドレ・テシネが『トムボーイ』(第20回上映)の監督セリーヌ・シアマを脚本に迎えて手がけた青春ラブストーリー。2016年ベルリン国際映画祭コンペティション部門出品。(映画祭HPより)
トマ(奥)とダミアン(手前)
はじめの方は寄ると触るととにかくケンカになってしまい「ガキかよっ」って感じ。
ダミアンの家でトマが暮らすことになって「え~やだよ、あんなヤツ」と言っていたダミアン。
やがて、やたらと喧嘩を売るのも自分のトマに対しての特別な感情にとまどってのこと、というのがわかってくる。
その特別な感情はトマに対してなのか、ほかの男性に対しても同じなのか・・・?自分の気持ちを確認するために、出会い系サイトで見つけた年上の農家のお兄さんに会いに行くダミアン。(それも、自分一人では交通手段がないので勉強中のトマに頼んで車を運転してもらって)
お兄さん相手にチェリーボーイ卒業かっ・・・?
と思ったけどお兄さんはダミアンが未成年というのを見破って、手を出そうとしない。(ついでにお兄さん25歳という触れ込みだったけど、もっとずっとオトナだった)お兄さんの家は酪農家で、トマの家も酪農家なので興味津々のトマは「よかったら施設の見学をさせてください」「あ、いいいよ、案内しよう」となって、2人で牛舎の中へ消えていく・・・。もちろんトマは熱心に見学をしていたのですが、取り残されたダミアンはふくれっ面。 ここら辺大いに笑かしてもらいました
ダミアンとママ。ママはドクターでトマの母親を診察したのが縁でトマを引き取ることに。
トマの養父母は子宝に恵まれずトマを養子にしたのですが、その養母が妊娠し、トマは居場所をなくしたような気持になる。
「 母にはほんとうの子供が生まれる 」
というトマにダミアンのママは
「 うその子供なんていないわ 」
と言います。
いつも一触即発状態だったのが、同居をはじめてちょっと仲良くなったダミアンとトマ。
ダミアンは自分の気持ちに気が付いたけどトマはその気持ちが受け入れられない。
でも・・・・ステキなラストへと行きつきました。ヨカッタ。
トマとママとダミアン ベルリン映画祭のようです。
2本目はタイ映画で「ファーザーズ」
早々と前売り売り切れていたのですがリセールで買えてラッキーでした。
この日観た3本の中で一番混んでいました。
交際13年のプーンとユクは、孤児の少年を養子として引き取り育て ている。小学校に上がった少年は、同級生から父が二人いることをからかわれ、実の母について興味を持ち始める。そんな時、一家の もとに児童権利保護団体のスタッフが現れ、プーンとユクは少年のために大きな決断をすることを迫られるが…。偏見にさらされなが ら家族愛を貫こうとするカップルを描き、タイの映画賞に多数ノミネートされた感動のファミリードラマ。(映画祭HPより)
ゲイのカップルが子供を育てる話、というと「チョコレートドーナツ」を思いだしました。
あちらは70年代のアメリカの話でこちらは現代タイの話。時代は違うけど、「幸せに暮らしていたのに横やりが入って・・・」というところは同じかな。
2人のパパ(ダディとパピィ)と仲良く暮らしていたのに児童福祉局(みたいな)ところのお役人のおばさまがやってきて子供にとっていい環境じゃない、とか母親と暮らすべき(大学生の時、未婚で少年を産み、手放した母親が見つかったこともあり)とかぐちゃぐちゃ言われる。
プーン(ダディ)は葛藤の末「ゲイのカップルに育てられるよりも本当の母親に育てられた方がいいのでは」と子供を手放す決断をする。
ユク(パピィ)はそんなプーンを理解できず、2人の間もぎくしゃくしてくる。
世間体とか言い出して、子育てをあきらめようとするプーンに勇気をくれたのはユクのことばでした。
イケメンぱぱさんたちもステキなんですが子役の男の子がめちゃくちゃかわいい。
素直ですくすくと育ってきた感じ。いっぱいいっぱい愛されて育てられてきたんだな、と思いました。
あちこちですすり泣きの声が聞こえたけど、自分も鼻水すすってた・・・。
せっかく書いた記事が消えた~ もっか書くぅ~
今年のレインボーリール東京映画祭最初に観たのが 迷い子たちの物語 でした。
妊娠した恋人をマニラに置いて台北を訪れたフィリピン人の整備工アレックスは、偶然出会った台湾人の医大生ジェリーと意気投合する。二人は母との関係に悩んでいた。母に置き去りにされたアレックスと、ゲイであることを保守的な少数民族の両親に告げられずにいるジェリー。二人はジェリーの家族に会いに彼の故郷・宜蘭へ向かうが…。フィリピンのクィア映画界の革新者ホセリト・アルタレホスが国際共同製作に初挑戦した野心作。(映画祭HPより)
フィリピンから台北のいとこを訪ねてやってきたアレックス。
いとこが香港出張で姿を消し、ひとり街中をぷらぷらしていたらバーで呼び込みをしていたジェリーと知り合う。
ジェリーはゲイで、始めはそのことにちょっと引き気味だったアレックスもどんどん親しくなっていく。
ジェシーは両親にカミングアウトできないこと、アレックスは台北にいる自分を捨てた母に会いに行く勇気がないことで悩んでる。 まさに迷い子たち。
ドライブの途中(運転はアレックス)に無理やり両親の家に連れていかれるジェリーでしたが、アレックスに背中を押されて結局はカミングアウト。
ふたりが台北に帰る日の朝のジェリーのお母さんとのシーンちょっとオカシくてすてきなシーンでした。
言葉が通じないアレックスとも心が通い合っていて、あたたかいシーン。
台北に戻ったアレックスは母に会いに行きます。
ジェリーの出身地の宜蘭(ギーラン)って確か藍正龍の出身地じゃなかったっけ、と思って調べたらやっぱりそうでした
そしてヴィック・チョウの出身地でもありました
今回は映画は控えめに3本でしたが 時々おじゃましてるブログimpressions(仮)のアンソニーさんにお会いしてお話しできたし、はーちさん、sweetさんにも短い時間でしたがお会いできたし充実してました。
その充実っぷりは次回に続くとして、今回久々の車中2泊(でいいのか?)でなかなかハードでした。
14日に仕事終わってから22時過ぎの夜行バスで池袋着が15日早朝。
サウナでまったりしてから表参道へ移動。
映画観て、おしゃべりして、帰りのバスタ新宿へ。
23時55分初の夜行バスで金沢、翌日7時過ぎに金沢着。
16日はちょこっと昼寝しようとしたら翌朝まで目が覚めず、晩ご飯抜きでひたすら寝てました。
17日の海の日は休みは休みだけど夕方職場へ行き当直。
快適なベッドがあったって仕事場で熟睡できるはずもなく、寝不足で頭ふらふら状態で本日の仕事を終え帰宅。
さて明日から平常運転に戻るぞ〜と思いつつ今から寝ます。
しんどかったけど楽しかったレインボーリール東京映画祭。(その後の仕事関係でしんどさアップしたんですけどさ)来年も想い出作りに行きたいです