シネモンドで「CLOSE/クロース」を観ました。
幼馴染で兄弟のように育ったレオとレミ。
レオはほとんどレミの家で寝泊まりして生活している感じで本当に仲がいい。
13歳になり新しい学校(中学校?)に入学すると2人のあまりの仲の良さに
「付き合ってるの?」
と聞かれてムキになって否定するレオはレミと距離を置くようになりレミは戸惑う。
交友関係が広がるとともに変わっていく2人の関係性、その変化のスピードはレミにとっては速すぎたのかもしれません。
以前観たアイスランド/デンマーク映画の「ハートストーン」ちょっと思い出しました。
2017年作品
監督:湯浅 弘章
原作:押見 修造
大島 志乃:南 沙良
岡崎 加代:蒔田 彩珠
菊池 強:萩原 利久
高校に入学した大島志乃。
吃音があり、緊張するとうまく話せない。自己紹介の席で自分の名前がなかなか言えなくてお調子者の菊池君にからかわれてしまう。
授業中当てられても回答できずクラスメイトと馴染むこともできず。
ある日ちょっとしたトラブルから同じクラスのちょっと醒めてる加代との距離が縮まる。
加代はギターが趣味(でもオンチ)。吃音はあるけど不思議と歌うのは大丈夫な志乃と休みの日に路上ライブを始め、文化祭で歌おうと約束します。
そのうち菊池くんも合流。
菊池くん、お調子者だけどクラスで浮いてる存在で実は中学校ではいじめられっ子でした。
シネモンドにて
2022年フランス映画
監督:クロード・ジディ・ジュニア
マリー: ミシェル・ラロック
アントワーヌ:MB14
パリの下町育ちのアントワーヌ。
兄ディディエが学費を捻出してくれて経理の学校に通っています。
バイト先の寿司屋の配達でオペラのレッスン場に行ったらレッスン生にからかわれカッチーン ときて・・・
思わずオペラ風に歌って(ラップバトルなどやってるくらいで歌は得意)やりかえしたら、指導者マリー先生が目を付けた。
先生はアントワーヌの才能を見込んでレッスンを受けるように説得。
オペラ教室の生徒たちは下町育ちのアントワーヌとは住んでいる世界がまるで違う。
初めはいやいやだったアントワーヌも先生のしつこさ?に負けてレッスンに通うことに。
そんなこととは露知らず、のディディエ、アントワーヌの幼馴染の友人たち、オペラ教室のクラスメイト、導いてくれたマリー先生 ・・・・いろんな人への思いを胸にアントワーヌはオペラの魅力に嵌っていきます。
前向きで元気がもらえる素敵なお話でした。
「誰も寝てはならぬ」などなど有名なオペラの名曲が何曲も使われていました。
粗野でちょっとおバカなディディエにいちゃんがなんか憎めない・・そしてとってもいいにいちゃんやった
アントワーヌの幼馴染のひとりがカニカマ(”スリミ”というらしい)食べながら歩いている、というシーンがあってちょっと笑えましたね。
「え?トマトの皮??」
以前ポスクロでカナダから届いたはがきに貼ってあった切手はレナード・コーエンでした。
「ハレルヤ」はいつ聴いても泣けそうになってしまう・・・
Leonard Cohen - Hallelujah (Live In London)
テレンス・インが歌ってる映像もありました。
Terence Yin sings Hallelujah
ジェフ・バックリー
Jeff Buckley - Hallelujah (Official Video)
ルーファス・ウェインライト
Rufus Wainwright - Hallelujah (Live At The Fillmore)
なんというか染みてくる曲、ですよね。
隙間時間にちょこちょこ掃除するのにとっても重宝。