フランス映画の 「ソヴァージュ 」を my French Film Festival2019 でネット視聴。
22歳の青年レオは、街娼をして僅かな金を稼いでいた。
次から次へと行き交う男たちに、彼は愛を求め、身体を差し出す。明日がどんな日になろうとも、それはレオの知るところではない。
彼は今日も街に繰り出してゆく。胸に高鳴る鼓動を感じて……。(公式HPより)
オシゴトの交渉中のレオ。仕事仲間のAhd は「あの車の奴は危ないことをするから気をつけろ」とアドバイス。
(実際乱暴なことを要求をする客や金払いの悪い客に当たってつらい思いをすることも。)
Ahdとレオ。仕事の帰りに八百屋の店先のリンゴをくすねて食べるのがお約束。
レオはAhdのことが好きなんですが、Ahdは自分はゲイじゃない、仕事でやってるだけ、という。
レオは子犬みたいにAhdにまとわりつく。
殴られたり、怒鳴られたりもするけどぎゅってして一緒に眠ってくれたり、優しいところもあるから側にいたいんだろなと思いました。
レオが受診するシーンがあって、担当の女医に普段の生活ぶりを聞かれます。
レオは住む家もなく森や路上で野宿したりドラッグをやることも話す。
足が浮腫んでいるくらい栄養不良もあるレオに、こういう生活をやめなくてはね、みたいなことを女医さんは言うけれどなにが問題なのか見当もつかないというようにぽかんとするレオ。
ベッドで目覚めて、ご飯食べて、お風呂入って・・そんなことが当たり前なのだとレオには想像もできないのでしょう。
ちょっと、胸が痛いシーンでした。
街娼仲間10人くらいで飛行場が見える原っぱに座ってみんなでただ飛行機見上げて、がやがやする。
なにやってんだぁ~って感じですけど普段の仕事がハード?なので、「ぼーっと空を見上げるだけ」…そういうのが楽しいのかもしれない。
新入りの街娼。レオのことが好きなんだけど、レオが、Ahdが好きなことを見抜いていた。
「ちゃんと伝えるべきだよ。彼もきっと君が好きだ」といわれて、レオは気持ちを伝えに行く・・・のですが・・・。
職業「街娼」だけあって、1 8禁なシーン満載でした。( ;∀;
レオはぎらぎらした野獣みたいだったり、無邪気な子供みたいだったり不思議な青年。
演じるフェリックス・マリトーは BPMに出てたんですね。
今年最初に映画館で観た映画は「負け犬の美学」@シネモンドでした。
「アメリ」でヒロインの相手役を演じたマチュー・カソビッツが、家族のために奮闘する落ち目のボクサーを熱演したフランス製ヒューマンドラマ。最盛期を過ぎた40代のプロボクサー、スティーブ。彼は愛する家族のため、そして自分自身の引き際のために、欧州チャンピオンの練習相手に立候補するが……。劇中のボクサー、エンバレク役には、WBA世界スーパーライト級王者のソレイマヌ・ムバイエを起用。監督はこれがデビュー作となるサミュエル・ジュイ。2017年・第30回東京国際映画祭コンペティション部門出品(映画祭上映時タイトル「スパーリング・パートナー」映画Comより)。
49戦13勝33敗3分。とうにピークを過ぎた40代。
家族を養うため+娘にピアノを買ってやりたい・・・とチャンピオンのスパーリングパートナーをつとめるスティーブ。
学校でいい成績をとった娘オロールがご褒美に「パパの仕事を見に行きたい」といいだし、仕方なく見学させます。
ホテルのカジノで見せるスパーリングはチャンプの練習というよりも観客を楽しませる見世物色が濃くてチャンプはスティーブを道化のように扱う。
「みんながパパが殴られるのを見て笑ってる。それがツラい。私のパパなのに」
この子がほんとにかわいくていい子で・・・・泣かされます。
そうやって娘につらい思いをさせたけど、思わぬチャンスが舞い込む。
チャンプから、前座で試合をしないか、と持ち掛けられる。
妻からは「パンチドランカーになる前にボクシングはやめて。50試合目でやめて」
と言われていてこれが最後のチャンス。
そしてもう一言。
「でもやるからには勝って」
さばさばしてるけどいいヨメだった。(リングサイドでだれよりも絶叫してた。)
最初の試合の時のコーチにセコンドを頼み最後の試合に臨みます。
負けてばっかりの中年男、というと惨めさばかりが際立つ・・・のかと思いきや「自分の強みは打たれ強いこと」といいきるスティーブはカッコいいパパでした。
アカデミー賞のノミネーションが発表され「ボヘミアン・ラプソディ」が主演男優賞、作品賞を含む5部門でノミネート!
「ある少年の告白」 や 「ビューティフルボーイ」 関係のノミネートがなかったのは残念でしたね~。
発表は2月25日。
ドキドキです。
夜のニュースで 「明日は仕事初め」って言ってましたけど世間ではそういうとこ多いんかな。
さて明日からも頑張っていきましょう。

ファンタビまだ観に行ってないや。

今週末行けるかな?
朝新聞取りに出たら郵便受けにコレ入ってました。

トーキョーノーザンライツフェスティバル2019のフライヤー
去年大雪の中、「トム オブ フィンランド」を観るために渋谷のユーロスペースへ行ったのですが、そういえばアンケートかプレゼントで住所書いてきたかも。
なんだかちょっとうれしい仕事初めの日、でした。