はい、藍正龍
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毎年10月になると東京国際映画祭のシーズンだなぁ・・と思います。
昨年の33回はさすがに都会に行く勇気がなくて見送りました。
実はなんやかやで2017年以来行ってないんですけどね。
しばらく行かない内に会場が代わったようですが六本木ヒルズのハロウィンのデコレーション🎃👻を観るのが好きでした。
そして夜六本木の街を歩いていたら向こうから胸に血がついたTシャツ来た人が歩いてきて驚いたことがあります。
魔女とかオバケなら仮装だな、と思うところなんですがこういうのは地味にコワイ。
3本目。最後はマレーシア映画の私のヒーローたち
地方の学校に赴任したシェリル先生は、貧困や家庭問題を抱える生徒たちを前に途方に暮れるが、一緒に英語斉唱コンクールをめざすなかで変化が訪れる。『タレンタイム〜優しい歌』に続くマレーシア発ハートフル青春映画。(映画祭HPより)
熱血先生と問題を抱えた生徒たち。
問題といっても不良とかいじめとかじゃなくて、むしろ家庭環境。
精神的に不安定な母親に虐待のようなことを受けている子、病気で働けない父を養うために、学校を休んでアルバイトしている子・・・
シェリル先生はひとりひとりと真摯に向き合って問題を解決しようとします。
そして、英語斉唱コンクール出場をめざす。
はじめは人も集まらず、集まってもやる気がない、まとまりがない・・・でも先生の「一生懸命」が生徒たちを動かす。
熱血先生と生徒たち。みんな個性的すぎる。でもそんなクセだらけ?のみんながあつまって素晴らしい化学反応を起こす。
観ててすごく気持ちのいいお話でした。
上映終了後監督さんやシェリル先生役の女優さんのQ&Aセッションがありました。
でも帰りの時間の都合で泣く泣くパスしたのでした・・・。
(バスタについたときはけっこうぎりぎりでパスして正解だったんですけどね。)
10/28仕事が終わってその日の夜行バスで東京へ。
東京国際映画祭の10/29の上映映画を3本観ました。1本目は マウンテン・ミラクル
13歳で反抗期のアメリは、喘息のため山間部の療養所に預けられる。
施設を抜け出し、出会った少年と意気投合し山頂を目指すが、娘を捜して親たちは大騒ぎしていた!
自然の中で成長する少女を描く心温まる感動作。(映画祭HPより)
パパとママは別居。持病の喘息はかんばしくない。
療養所に預けられたけど気に食わないことばかり。看護士や医者の目を盗んで施設から逃げ出した。
途中で迷い込んだ牛舎で出会った「飼育主任」の少年(バート)
助けてもらったり、口論になったりしながら山の頂上を目指します。
登山の過程でワガママで、何に対しても否定的だったアメリの中で何かが変わっていく。
自然にはとてつもない力がある、そんな風に感じました。
大自然の風景が本当に美しく、見とれてしまいました。
本日購入してるチケットはあと1枚。
わたしの東京国際映画祭2017最後の1本の上映がもうすぐ。
それ終わったら一目散にバスタ新宿へ行きます。
天気はサイアクでしたが今年も楽しかったです。
2年ぶりに東京国際映画祭へ行きます。
やっぱたまには都会の空気を吸ってソフィスティケートされませんと、ね
0泊2日の弾丸ツアーで前後がしっかり仕事、というのは無謀だなぁと我ながら呆れてしまう
スケジュールとにらめっこしてあーだこーだと思案中。
28日(土)は避けられない勤務があり、1泊して土日で観まくる、というプランは、はい、消えた。
最終日なんてチケット取りにくいんだろうな、と消極的になる。
月曜日って休みにくいけど今月末(30日)は格別に休めない
とか引き算していったら29日しかないな〜〜
さてどうしようかしら。
東京国際映画祭。私が行った2日目。
台湾映画の「風の中の家族」を観ました。
1949年、中国大陸で国共内戦が続くなか、国民党軍の3人の兵士、ション、シュンズ、ファンは中国北部から南下。途中で出会った孤児の少年を連れて台湾へ渡る。あばら家で暮らしはじめた4人は、混乱する世相のなかで苦闘しながらも徐々に台湾社会に根を下ろし、同時に少年も成長していく。やがて3人は大陸に残してきた家族や故郷のことを思い出すようになるが…。(映画祭公式HPより 抜粋)
ワン・トン監督作品。
大陸から台湾へ渡ってきて、苦労に苦労を重ねながらの台湾での暮らし。
子供の成長、血のつながらない家族の絆。
うれしかったことも悲しかったこと、辛かったことも淡々と描かれていきます。
ほんと、劇的なシーンをそら、とみせるような映画じゃなくて静かに語ってくるお話でした。
上映後のQ&Aで、「モデルになった家族はいるのか」という質問が出ましたが、監督曰く「モデルはいないがこういった人は当時いっぱいいた」というようなこと、そしてこの国の歴史を若い世代に伝えていきたいとをおっしゃっていました。
トニー・ヤンはじめ若手の俳優さんが何人も出演してくれたことをとても素晴らしいことともおっしゃってました。
10月24日2本目に観たのは台湾映画の 百日草 公式HP こちら
「星空」のトム・リン監督作品
同じ交通事故で愛するパートナーを失ったふたりの物語。ミンは婚約者を失い、ユーウェイは妊娠中の妻を失う。茫然自失のなかで葬儀をすませ、それぞれの現実と向き合う。初七日から七七日まで節目ごとに山上の寺で読経を繰り返すが喪失感は埋めようがない。ユーウェイはピアノ教師だった妻の教え子たちの家を1軒ずつ訪ねて月謝を返していくが、亡妻が好きだったショパンの曲を聴いて泣き崩れる。ミンは新婚旅行を予定していた沖縄をひとりでまわったのち、婚約者の着ていた服を弟に返し、初めて声をあげて泣く…。『星空』(大阪アジアン映画祭2012出品)以来3年ぶりとなるトム・リン監督の新作。結婚・出産で休業していたカリーナ・ラム(『親密』TIFF08出品)の久々の主演作。日本武道館でも公演した台湾の人気ロックバンド・五月天(Mayday)のギタリスト、ストーン/シー・チンハン(『星空』にも出演)がユーウェイを演じている。台北映画祭2015クロージング作。 (映画祭公式HPより)
幸せの頂点にいたはずの2人を襲った突然の悲しいできごと。
ミンは新婚旅行でいくはずだった沖縄をひとりで訪ねる。
料理人だったフィアンセと作ったグルメブック?に従って地元のおいしいお店を一軒ずつ回って☆をつけていく。
最後のページをめくるシーンが切なかったです。
ふとしたことで出会ったおばあちゃんと言葉は通じないけどなんとなく気持ちは通っているシーンが好きでした。
ユーウェイの妻は自宅でピアノを教えていました。
妻が亡くなって間もなく、事情を知らずにレッスンにやってきた少女を「先生はいない、帰れ!」と怒鳴って追い帰してしまう。ピアノも目に着かないように引きずってリビングの隣の部屋に隠してしまった。
やがてユーウェイは妻の残した名簿を元に教え子の家に月謝の返納に回るようになります。何件目かで出てきたのはあの時追い帰した少女でした。
「先生が進めてくれた曲を練習している」
という少女。家に帰ったユーウェイはピアノを元の場所に戻します。
愛する人を失ったふたりの100日の物語。悲しみは消えないけれど静かに時は流れていく。
静かに沁みてくる映画でした。
映画終了後に監督と主演のストーン(石頭)ことシー・チンハンさんの舞台挨拶がありました。
監督のお話の中でトム・リン監督自身奥様を亡くされていてその体験ということを知りました。
あと、ユーウェイがずっと腕にギプスをしている理由とか。
このとき写した写真は全滅、話の内容の記憶はとぎれとぎれ(←ミーハーの舞い上がり、ね)いつものことね。
アジアンパラダイスに記事がございます。こちら