くりまんじゅうの日記

世間より少し いやだいぶん遅れている
老シーラカンスです。

サバ男の悲劇。

2014-05-04 | 日記

先日の シーラカンス月例会は 三山ひろしの話題で 話が盛り上がり過ぎて
こちらの話は イマイチの盛り上がりになりましたが‥‥

前回 3月の例会に メンバーの1人がサバに当たり 入院したということで
欠席しました。

そのときは皆が 毎度食べているサバに当たるとは よっぽど古いものを
食べたろうかねで それで話は終わりました。 


先日の例会へ出席した サバ男の話を聞いて 皆がたまげました。

それは3月の例会の前日 夕食に妻が作った締めサバを 家族全員が食べて寝た
そうですが 夜中にあちこちがかゆくなり 見るとホッパが体中に出来ております。

ホッパとは 土佐の言い方で  ほろせ  ジンマシンの類です。

サバ男の弁では
「 でっかいホッパの上へ  こんまい(小さい)ホッパが  おんぼこして出た 」
そうで  でかホッパが チビを背負い 子守している状態だったようです。

かゆくてたまらんので この夜 酒を飲まなかった娘が 父を車に乗せ救急病院へ
急ぐ途中 だいぶん治まってきたので  もうええ 帰ろうという父を まぁ せっかく
ここまで来たからと 救急病院へ着きました。

受付を済ませ サバ男はトイレへ行きました。

長く帰ってこない父を案じ 娘がトイレへ見にいくと 便座に座った父が 意識がなく
                ぐったりしておりました。

サバ男は常日頃から 女性のように 座って用を足すらしく これは幸いでした。

娘は大声を出し 看護師が飛んできて ベッドへ運ばれ 脈と血圧を測ったところ
脈は打ってなくて 血圧は 上が60とのこと。

看護師が慌てて医者を呼び 数人の医者が飛んできて 確か なんらかの処置をした
とサバ男は言いますが トイレからのことは ぼんやりと覚えている程度で 鮮明には
思い出せないそうです。

はっきり思い出せるのは 点滴の途中で オシッコがしたいとの意識からです。

体中のホッパがだいぶん治まり 頭もはっきりしてきたときには もう夜は うっすらと
明けかけて  これでよし さぁ帰って 田の水を見にいかにゃならん と思いましたが
帰るなんてとんでもない 入院してもらいます  とのことです。

集中治療室は出たものの 3日間点滴を打たれ 液が入ると尿意を催すらしく その旨を
伝えてもシビンで取られ トイレへも行かせてもらえぬ 寝たきりの状態だったといいます。

土佐の男ですから 当然サバ寿司は好きで いつも例会で食べており 家でも妻の作った
締めサバは好物でしたが 当日 同じものを食べた妻と娘は 何ともなかったとのこと。


入院3日目に やっとおかゆが出て その日の午後 退院となりました。

医者から はっきりと
今後一切 サバを食べてはいけません  煮ても焼いても どうやって調理してもダメで
次にこの状態になったら 今回よりもひどくなり 死ぬかも知れませんよ
こうして きっちり釘を刺され 今後の人生において サバとの 永遠の別れとなりました。

ヒャ~  怖い!  サバに当たる人はたまにおりますが ここまでひどくなる例は 聞いた
こともなく サラリーマンを卒業して 家の農業を継いで 米や野菜を意欲的に作る 彼の
がっしりした体格からは 想像も出来ません。

こうして 残された人生での サバがご法度となった 気の毒なサバ男が言うには
この症状が1番強く出るのは 蕎麦のアレルギーで サバアレルギーは まだましですと
医者から 説明を受けたそうです。
                  
                

                
                

                

                

                 

コメント (20)
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