くりまんじゅうの日記

世間より少し いやだいぶん遅れている
老シーラカンスです。

寅さんに会いたい。

2014-05-19 | 映画・TV

どういうわけか無性に 寅さんに会いたい!  と思う日がありますが DVDを借りに
わざわざ行かなくても 土曜の夜には ちゃんと会えるのです。

寅さん映画 第30作  『男はつらいよ 花も嵐も寅次郎』  を観て 久しぶりに
なつかしい家族に会えた気がしました。

マドンナは田中裕子さん その恋人役にジュリーこと沢田研二氏 内容はどの作も似ており
葛飾柴又とらやを舞台に 旅から帰った寅さんが骨を折り 2人の仲を取り持って 紆余曲折
がありながらも 若い2人はハッピーエンドとなります。

それを見届けるように またひとり 寅さんは旅の空へという 毎度々々 寅さんの失恋物語
となっております。                                                    


この第30作は 1982年制作で はや32年も経ったのかと思いますが さくらの息子の
満男役 吉岡秀隆氏が 現在43歳を思うと 劇中の満男はまだ小学生で 歳月の流れを
つくづく感じます。

田中裕子さんと沢田研二氏は この映画の共演が縁で結ばれ 沢田氏は当時の妻であった
ザ・ピーナッツの姉と 離婚したと聞きました。

沢田氏の元妻も2-3年前に亡くなり 少し前 TVのトーク番組に出演した沢田氏は びっくり
するほど大デブとなっており たまげましたが あの美しかったジュリーも もう66歳とのこと。


毎年お正月とお盆は 松竹の寅さん映画と決まっており 当時は年に2本ずつを撮っていた
ということですね。

その寅さんも 鬼籍に入って もう20年近くが経ちました。

男はつらいよシリーズの 常連組の とらやのおいちゃん おばちゃん  帝釈天の御前様
おとなり印刷工場のタコ社長 御前様の娘役で 初代マドンナを務めた 光本幸子さんなど
主だった役者さんが 寅さんと前後して あちらの世界へ行きました。

この写真の 山田洋次監督は若いですね 花も嵐も‥が撮られた 32年前あたりの写真で
しょうかね  渥美清氏も とても若々しい。

寅さん映画は 日本の名所旧跡ではなく 昔ながらの田舎の風景が 各作品に ふんだんに
出てきて 日本人の 心のふるさとでもありました。

けっこう毛だらけ  ネコ灰だらけ  お尻のまわりは〇〇だらけ‥‥

焼けのやんぱち  日焼けのなすび  色が黒くて食いつきたいが  あたしゃ入れ歯で
歯が立たないヨときた‥‥

テキ屋の寅さんが発する 威勢のよい啖呵売(たんかばい)は あちらに続々集まった出演者と
またまた 新作を作っているかも知れません。 

                     

                          

                      

                     

 

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