くりまんじゅうの日記

世間より少し いやだいぶん遅れている
老シーラカンスです。

大銀杏。

2014-05-26 | 日記

大相撲夏場所は やはり強かった! 横綱白鵬29歳が 29回目の優勝で幕を
閉じました。

相撲は毎日見たわけではありませんが 14日目に面白い反則負けがありました。

横綱日馬富士と 大関稀勢の里の1番で 軍配は日馬富士にあがりましたが
物言いがつき  日馬富士が稀勢の里の まげをつかんで倒したということで
反則負けとなりました。

ビデオ映像でもくり返し映され 故意にしたことではないものの 横綱の手は
確かに 稀勢の里のまげをつかみ 引き倒しております。


田舎に住むと 年間6場所ある大相撲場所を なかなか生で見ることが出来ず
場所の間の地方巡業を 相撲好きの友と ずいぶん昔に高知場所で見ました。

砂かぶりといわれる なかなかいい席でしたが 目の前に どっかり力士が座り
まるで 大岩をつきすえたような巨体は 視界をさえぎり 土俵が見えません。

すぐ目の前に 力士の大銀杏がきれいに結われて びんつけ油が香り 巨大な
壁のような背中は 肌が磨いたように 内から輝く艶で光り なんと美しいもち肌
なのかと 土俵の上の勝負より こちらに強く魅かれました。


若い力士は髪が豊かで たっぷりと美しいまげが結えますが 頭髪が寂しくなると
まげが小さくなり 貧弱になるものの そこは床山さんの 腕の見せ所になります。

すっかり禿げて まげが結えなくなったら 力士は廃業  と思っていましたが
それは私の まちがったインプットでありました。

これからの相撲界の 米びつとなるでしょう 楽しみな力士遠藤は あまりにも
出世が早すぎて まげが追いつかず ざんばら髪でしたが やっと伸びましたね。


力士が引退したとき 各界のお偉方が集まり 少しずつはさみを入れる 断髪式が
行われ 最後に部屋の親方が 大銀杏を切り落とすとき 力士の目からは涙がこぼれ
見ているこちらも もらい泣きするときもあります。


それほどにも 大銀杏は 力士にとって大切なもので 大銀杏がなくなった頭では
もう 土俵で相撲は取れません。

まげに手をかけ勝ったとしても 取り直しの1番ではなく 厳しい反則負けが待って
おり 反則はサッカーでも厳しくて ゴール前の反則は 即 相手チームの得点に
繋がります。 

                               
                               

                             


                                              
コメント (22)
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