フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

ニンニクラーメン

2009-11-09 | グルメ・クッキング

昼食の値段は、いくらぐらいが納得できるのだろうか。500円以下で済めば文句なし。500円~650円くらいが相場かな。650円以上になると、チョットましなもの、1000円以上なら、相当の覚悟が必要だ。

と言うわけで、普段は500円から600円で済ましているが、今日は、ふと美味しそうなラーメン屋を見つけたので入ってみた。「ニンニクラーメン」が売りの店だ。カウンターに座わり、何食わぬ顔でメニューに目を通してラーメンを注文する。すると店員が「ニンニクはどうしますか?」と聞くので、「入れて下さい」と答える。ニンニクラーメン店なのに、ニンニクを入れるかどうか聞くのは、いかがなものか。

出されたラーメンに胡椒、一味を振りかけ、先ずは一口、スープをすする。これが脂ぎったとんこつ味だ。口の中に、ビターっと油が広がり、濃厚なスープの味が残る。「旨い!」。たかがラーメン、されどラーメンだ。煮豚がとろけるほど煮込まれていて、スープと一緒に口の中にもぐりこんできた。舌に乗ると、ドロッとけてしまった。

麺は普通の太さでやや縮れている。スープを最後まですすると、鉢の底には細切れのニンニクが残っていた。食後は口内にニンニクの辛み味がしばらく残った。これが、650円である。ラーメン一杯だが、決して高いとは思わなかった。