フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

ガゼボのある風景 TMTMさん宅訪問

2011-10-21 | 人々との交流

今朝の空も曇っている。外気温6度、室温16度、湿度40%。意外と寒さは感じられない。薪ストーブの出番はまだのようだ。

今日もヘンデルのフルートソナタを聴きながらコーヒーをすする。静かな時間がゆったりと流れる。庭のダンコウバイの黄葉が進んできた。食後、フルートの練習をしよう。ロングトーン、「毎日の練習」NO7の後、「シチリアーノ」をさらっと流した。

今日は、茅野市のTMTMさん宅を訪問することになっている。八ヶ岳高原道路を走ると、赤い橋の付近は、紅葉が真っ盛りだ。八ヶ岳の上の方も、紅葉が美しい。残念なのは空が曇っていることだ。これが青空ならどれだけ美しいことか。

昼前にTMTMさん宅に到着。久しぶりに来させていただくと、庭の様子がすっかり変わっていたので驚いた。庭の中にあった赤松や唐松が伐採されていて、庭は広く、明るくなっている。樹木の下には、芝生の種がまかれていて、元気に育っていた。

何と言っても、素晴らしいのはガゼボ。8月のキット搬入から、ご夫婦でコツコツと制作してきて、9割がたは出来上がっている。何か心をうきうきさせてくれる楽しい建物だ。外壁は奥さんが塗られたとのことで、可愛い!

六角形の建物の中に入ると、全方位に窓があるので明るい。屋根を内側から固定させるため、内側には、キットにはない十字の木組みが添えられている。TMTMさんご自慢の工夫だ。

デッキの横では、次の構造物、石窯の基礎作りが始まっている。細管で、レベルを取るやり方は、ほとんどプロ仕様だ。どんな石窯が出来上がるか、大いに興味がある。

TMTMさんは、「木工大工にまず必要なのは作業台です」と、自作の作業台を見せていただいた。2×4材を効果的に使った作品だ。これなら私も作れるかな。

 

部屋に入ると、ご夫婦の手料理が用意されていた。パルミザンチーズでオニオンとジャガイモを煮込んだスープ、コンソメなどは一切入れていないほのかな味わいだ。「パルミザンチーズの力」に思わずうなった。


私たちがお持ちした燻製とおはぎも並んでいる。TMTMさんは、おはぎには目がないそうで、大変喜んでくれた

 

食後は、いよいよ、音楽の時間。まずは、ご夫婦のドュエット。奥さんのピアノにTMTMさんのギターで、ジャズナンバー「ムーンライト・セレナーデ」を演奏していただいた。TMTMさんの「さあ、いくよ」と言うと、奥さんの「いいよ」と言う返事。演奏は、ゆったりとした大人の雰囲気がよく出ている。お二人の声かけは、何とも心地よく、やさしい響きだ。ご夫婦の落ち着いた愛情の深さが感じられた。

続いて私のフルートに奥さんが伴奏をしてくれる番だ。フォーレの「シチリアーノ」を演奏した。1回目は、二人の呼吸が少し合わず、ぎくしゃくしてしまった。2回目は、なかなかよくなった。3回目は、呼吸があってきて、演奏を楽しむことができた。その後、ビゼー「アルルの女 メヌエット」、ドボルザーク「ユーモレスク」を演奏した。私の練習不足のフルートに奥さんが一生懸命ピアノを合わせてくれたので助かった。フルートも伴奏していただくと、俄然、気持ちが高まってきて、うれしかった。

是非、また練習をしましょうということになった。それからも、色々楽しい話が続いて、ようやくあたりが少し暗くなってきた5時頃お暇させていただいた。