休み明けの大阪は、どんより曇り、肌寒い。八ヶ岳と都会ではあまりに環境が違うので軽いカルチャーショックを受ける。肥後橋の朝日新聞本社横を歩いていると、何となく辺りが開けていて、ビルがよく見える。フェスティバルホールが、完全になくなっていたのだ。肥後橋のフェスティバルホールには楽しい思い出がいろいろある。今度はどんなホールに生まれ変わるのだろうか。
昨夜からの雨が止み、今朝起きてみると、目の覚めるような快晴。外気温は0度、風が無いので寒くない。早速南アルプスと八ヶ岳の写真を撮る。すっかり落ち葉に覆われた庭を歩くと足元でカサカサと鳴る音が心地良かった。
雲がかかっているが八ヶ岳の朝焼けが美しい。気温はほとんど0度近いが、風が全くないので、寒さは感じない。防寒着を着こみ、南アルプスと八ヶ岳の早朝の姿をカメラに収める。その後、庭のあちこちに落ちている柴を集める。部屋に持ち込み、薪ストーブの火種とする。薪ストーブの火を点けると、直ぐに燃え立ち部屋の中が暖まってきた。コーヒーをいれ、ギドン・クレーメルのバッハヴァイオリンパルティータを聴く。
仕事が終わってから、1日遅れのボージョレ・ヌーボーを買った。右はブシャール・エイネ・アサヒ、左はジョルジュ・デュブッフ氏醸造ボージョレ・ヴィラージュ、サントリー。しかし飲むのは明日だ。2日遅れるとヌーボーと言えるかどうかは別として、新酒をゆっくり味わうのは楽しみだ。
早いもので今年も大分押し詰まってきた。12月の声をきくと、欲しくなるのが、カレンダー、手帳だ。1年間毎日使うものだけに、使いやすく飽きのこないものがいい。楽譜を入れるためのファイルを買おうとステイショナリーの店に入ると、店頭にずらっと手帳が並んでいる。一番多いのが、能率手帳の類で、色は黒で時間刻みが入っている。もう少し楽しいのがないのかと物色して見つけたのがこの手帳だ。色はウグイス色で手ごろな大きさ、月毎に色違いのインデックスが付いていて楽しい雰囲気だ。月間一覧と週間一覧に別れていて、毎日の記入欄が広く、メモや日記に使いやすい。12月になってはいないが、一目惚れして買ってしまった。この手帳に来年はどんな計画や予定が書き込まれて、いくのであろうか。