フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

一面の雪の朝

2011-01-16 | 日記

朝起きてみると一面の雪だ。外気温マイナス13度、室温10度。

まずは、薪ストーブのガラスを磨き、火を入れる。同時に石油ファンヒーターも点けよう。これで部屋が暖まるのが早い。

天声人語から

~小鳥の情愛はなかなか深い。例えばシジュウカラは、雛(ひな)を天敵から守るため、鳴き声を使い分けているらしい。立教大院生の鈴木俊貴さん(27)が、21組の親子の実験で突き止めた。剥製(はくせい)のカラスを巣箱に近づける。親は外からチカチカと鳴いて知らせ、雛はカラスのくちばしが届かない底に身を潜めた。次は透明の箱に入れたヘビ。親の声はジャジャと濁り、雛たちはまとめて丸のみされぬよう巣を飛び出したという。どの子も救おうと声をからす親と、けなげに聞き分ける子。
金子みすゞの「雀(すずめ)のかあさん」がチクリとくる。〈子供が子雀つかまへた。その子のかあさん笑つてた。雀のかあさんそれみてた。お屋根で鳴かずにそれ見てた。〉

そういえば、野鳥の姿が見えない。

部屋が暖まってきたので、朝食を食べる。今朝は雑炊にしよう。身体がほかほかになった。その後しばらくパソコンに向かう。

一段落したので、フルートの練習だ。音出し、「毎日の練習」NO1、NO7、NO4をやる。次は、アルテ17課と18課の変え指練習をやる。昼になったので練習を終える。

昼も身体が暖まるカレーうどんにしよう。讃岐うどんにタマネギ、青ネギ、豚肉を入れ、さらに片栗粉でとろみを付ける。フウフウ言いながら食べたら汗が出てきた。それもそのはず、太陽光が部屋に射しこんできて、室温が30度近くまで上がっていたのだ。

午後は、ウォーキングに出る。さすがに寒いので完全武装だ。先日買ったスノーブーツはさすがに暖かい。


雪の道を歩く。ところどころ凍っていて、妻が滑ってどんとお尻をついた。気を抜いて歩くとえらい目にあうものだ。

村の神社「日吉神社」に参る。

雪の境内はひっそりと静まり返っていた。

家に帰ってきたら丁度1時間ほどウォーキングした。

その後、夕方までフルートを吹く。バッハ1033とポロネーズを練習した。

夕食は、久しぶりに「すき焼き」にしよう。関西風で、先に牛肉を焼き、砂糖、醤油、酒で味を付ける。好きなのは、焼き豆腐と水菜と糸こんにゃくだ。後半はうどんを入れて食べる。これで満腹になってしまった。

夜の雪の庭は、不気味なほど青白く明るい。

 


「甲信越は大荒れ」予報の中、八ヶ岳へ

2011-01-15 | 趣味

今日は朝から細かい雨が降っている。今日は、八ヶ岳へ行く日なので、天候の悪化が気になるところだ。予報では、この土日は岐阜・長野は、大雪。

車の走行に少し不安を感じながら、新聞を読む。

天声人語から

~「明日(あす)」と題する詩が与謝野氏の祖母晶子にある。憧れの明日はやがて〈平凡な今日に変り、灰色をした昨日になってゆく〉と嘆く。どこか国民が民主党にゆだねた「明日」の、これまでの末路を思わせる。詩の中で晶子は、それでも明日に夢を抱く。そのお孫さんが閣内で、税や社会保障など私たちの明日に向けた要職を担う。仕事ぶりと結果が疑義への答えとなろう。六分の不安、四分の期待で見守らせていただく。

与謝野鉄幹なら、「六分の侠気四分の熱」と詠ったのだが、その心意気が欲しい。

荷物を車に積み込み、9時30分過ぎ出発。外気温5度だ。西名阪は天理の坂で雪になった。山の樹木にも雪が積もっている。これは相当走りにくくなるなと思っていたら、上野あたりでは、雪も止み、積雪もなくなった。

伊勢湾岸道は全く問題がなくガラガラで走りやすい。中央道に入ると、さすが気温も下がってきた。恵那SAで昼食を食べる。高山ラーメンを食べた。スープは醤油味でコクがあった。麺はストレートで細い、やや湯がき過ぎているか。チャーシューが少し賞味期限が過ぎているような味がした。ネギとシナチクはたっぷりと入っていた。寒かったのでもっと熱々にしてほしいものだ。

食後、直ぐに走りだす。恵那山トンネルで0度になった。まさにトンネルを抜けると雪国ではないか。飯田では雪景色で、何故か渋滞している。おそらくノーマルタイヤの車が速度を落としているのだろう。

ところが、駒ケ岳SAまで来ると雪が無くなっていた。諏訪湖には少し残雪があったが、

長坂に来ると雪はなく、逆に、道路が乾いている。きららで食材を買う。アダージョの森に着くと、入り口付近の日当たりが悪いところに雪が残っているものの、道は乾いていて全く問題はなかった。心配していた「大雪」は、全くの杞憂だった。

部屋に入ると室温は0度でさすがに冷え切っている。まずは水通し。問題はなく通水成功。ただちに薪ストーブと灯油ファンヒーターを着けて、ガンガン部屋を暖めた。1時間で10度、2時間経つと室温は20度になった。
夕食は、いつも通り、きららで買った握り鮨、餃子、湯豆腐。お風呂で身体を暖めたあと、ビールで乾杯し、2011年最初の清里無事到着を祝した。


寒中洗車

2011-01-14 | 日記

今日もいい天気になった。

天声人語から

~江戸の昔、大店(おおだな)の盛衰は主人よりも大番頭の人次第だったという。
存在は大きかったが、ゆえに心得違いをする者もいたらしく、戒めも伝わる。「分限玉の礎(いしずえ)」という古文書は七カ条を挙げ、第一に次の心得を説く「主人大事と思うは勿論(もちろん)、軽き親方(主人)なりとも侮るべからず」。続く第二条は「この家に我なくばなどと、高慢顔あるべからず」とある(青野豊作〈ぶんさく〉著『番頭の研究』)。むろん仙谷官房長官に心得違いなどなかったろうが、菅内閣の大番頭がついに交代と相成る。

混迷を深める日本の政治はどうなるのだろうか。

今日もいい天気なので、ウォーキングに出る。青空と金剛・二上山に峰々が美しい。
途中にある店を覗いたり、最後はユニクロに着いたのでズボンを買ってしまった。
それから荷物を持って家に帰ると1時30分になってしまった。

昼食を食べてから、思い切って車を洗おう。毛糸の帽子にビニール手袋で「完全武装」すると、思っていたほど寒くはなかった。しかし、さすがに手先は冷たい。車を洗っていると、近くの人がやってきて、私の八ヶ岳暮らしについて、色々きいてくる。「向こうで何をしてはるの」と言うので、「木を切ったり、薪を割ったりしてます」と答える。薪がタダのように思っている節があるので一束500円~600円する、というと「へー、灯油より高いですな」とびっくりしていた。
洗車は、水洗いした後の仕上げで、雑巾で水を拭き取るのが面倒だ。1時間30分ほどで、ようやく「寒中洗車」が終わった。やれやれだ。

洗車が終わると宅急便がやって来た。受け取ってみると、先日申しこんだ、SONYからの「3D」ソフトだった。「3D」は、メガネなしの映像も作られてきて、これからの映像界の目玉になるかもしれない。スターウォーズも全作3Dに焼きなおすというニュースも出てきた。


またまたミナミ

2011-01-13 | グルメ・クッキング

今日は、風もなく、日差しもありいい天気だ。

天声人語から

茨木のり子さんの詩「みずうみ」から引く。「〈だいたいお母さんてものはさ/しいん/としたとこがなくちゃいけないんだ〉/名台詞(めいせりふ)を聴くものかな!/ふりかえると/お下げとお河童(かっぱ)と/二つのランドセルがゆれてゆく/落葉の道……」
「ランドセル」の一語が利いている。子どもの成長の道連れである。ランドセルが歩いているような後ろ姿で入学し、やがて負けずに背負えるほどに育つ。詩人を驚かす「名台詞」も口にするようになる。背中の親友は、小さな喜怒哀楽を6年間、黙って見守ってくれる優しい存在だ。
そんな「親友」が10個、前橋市の児童相談所に置かれたのは暮れのクリスマスだった。それを誘い水に、情けの泉がわき出すように、「タイガーマスク」の主人公を名乗る善意が広まっている。

この話は、当分続くようだ。

※「ランドセル」  江戸時代に様式軍隊に模して軍隊を創設した。その時、背中に背負うリュックのことをオランダ語で「ランセル」と呼んだものがなまって「ランドセル」になった、と言われている。

今日もいい天気なので、年末に借りた図書館の本の返却を兼ねて図書館までウォーキングをしよう。本を入れたリュックを背負う。片道30分だった。帰り路、二上山を望むため池に、カルガモ、オシドリ、マガモ、コガモなど余りはっきりとは区別できないが、ゆったりと水鳥浮いていた。

午後は、おばあちゃんのところへ行くついでにスポーツ用品店へ寄り、スノーブーツを買う。これで雪道も安心だ。おばあちゃんは今日も元気にしていた。夕方まで、1時間ほどフルートの練習をする。音出し、「毎日の練習」、アルテ17課、18課。


夕方には、ミナミへ繰り出す。別の飲み友達のからのお誘いだ。ミナミは、不況知らずに賑わい。

早速、乾杯をする。ビールが少し美味しくなってきた。これは、ひょっとすると、毎日のウォーキングが身体にカツを入れているからだろうか。

アテを注文する。この店の豆腐は、コクがあり美味しい。

エビがどんと居座る串カツ、

甘~い鯛のあら煮は、熱燗には最適だ。

ふわふわでおいしい明石焼き

茹でたジャガイモをお餅のアベカワのようにしたもの。創作料理だ。

薄アゲを焼いたものは、歯触りがいい。

などなど。

ビールの次は、日本酒の熱燗、これもなかなかうまいではないか。最後は焼酎の水割りで締めた。
ようやくお酒を受け付ける元の身体に戻ったのかな。これが、はたしていいのや悪いのやら、と思いを巡らしながら帰路についた。


冬空のウォーキング

2011-01-12 | 日記

 

今日は、時折、日がさすが、陰りがちで風もある。昨夜飲み過ぎてしまって、身体が重い。

天声人語から

~レルヒ少佐の名を知る人は多くないだろうが、雪国の新潟ではなかなかの人気者だ。ゆるキャラの着ぐるみも登場した。日本人にスキーを教えた旧オーストリア・ハンガリー帝国の軍人で、その記念すべき初指導からきょうで100年になる。

~しかし、スキー人気はこのところ下降線をたどっている。何より若い人が行かなくなった。車や外国への興味が薄れたのと同根だろうか。それとも寒さを嫌う「巣ごもり派」が増えているのか。スキー列車やスキーバスのにぎわいも、今は昔の話らしい

~山へ、釣りへ。ガールは外に飛び出すが、ボーイが引きがちなのが気にかかる。
〈滑降は縦横無尽…でもないが 遥(はる)かなり白馬の青春の空〉三枝コウ(コウは昂の左下が工)之。何十年ののち、いまどきのボーイは青春の空をどこに回想するだろう。~

昔は、連休前の金曜日の夜ともなると、バスターミナルに延々とスキーバスが連なっていた。中央道が開通していいなかったので、19号線を走しり、塩尻のドライブインでラーメンを食べた。早朝、白馬や野沢温泉などに着き、少し休憩して、直ぐにゲレンデに飛び出した。あの元気は、さすがに今はない。
ところで、スキーは、年配者に最適のスポーツとか。リフトで上がり、ほとんど自然の力で降りてくるので、力のない年配者にはいいのだ。では、どうする?もう一度やってみるか?

妻が運転免許を更新した。これでゴールドになったと喜んでいる。シルバーとなってゴールドに至るとはこれ如何に。

午後は、冬空で風が吹くなか、ウォーキングに出る。寒くても、歩いている年配者が結構いるものだ。途中、スーパーや家電量販店などを覗き、2時間近く散歩して家に帰る。ウォーキング後は身体がポカポカしており、室内はストーブはいらないほどだ。

夕方フルートの練習をする。いつも通りのメニューだ。音出し、「毎日の練習」NO1、NO7、NO4の基礎練習。アルテ17課、18課の練習曲までやる。今日の練習時間は1時間少しと短かった。

夕食後は、近くの天然温泉で、「サウナ&水風呂」でしゃきっとする。そう言えば今日も、酒を飲まなかった。意外や、酒抜きの生活もできるものだ。