皆さんこんばんは~
先日KAGEROUを読み終わりました
一気に読もうと思ったら、もしかしたら、1~2時間で読めちゃうんじゃないかと思うほど、読みやすい本でした
まず、ポプラ社大賞をとった事で、華やかな作家デビューを果たした水島ヒロさんが、賞を頂いたことについてや、作家としての活動を通して、命の大切さ等、社会に伝えていけたら、そして少しでも役に立てたら・・・と言う思いを持っていると言うような内容の事を話されていた事に、とても感銘を受けて、一気にイメージアップしました。
そしてこのデビュー作は、販売前は、内容は全く発表されていませんでしたが、ヒントとして「命」の物語と言う事がわかりました。
「自殺しようとしている人を、ある人が止めてしまう。でもそれは本当に本人にとってよかったのかどうか」みたいなヒントもどこかで聞いたんですよね。
その後販売が昨年12月中旬と、予想以上に早かったので、急いでいる感をすごく感じ驚きました。
そんなに急がなくて良いのに・・・、世間に騒がれすぎて、予約も殺到しすぎて、期待は日増しに高くなり、早々に販売せざるを得えなくなったのか、元々年末クリスマスシーズンに、ノルウェーの森映画公開のようなインパクトをねらったのか・・・。
水島ヒロさんの上記の作品発表の時に話に誠実さを感じ、感動し”きっとかなり完成度の高い社会派作品で、いつ世に出してもよかったんだな。作品に自信ありそう~。だって賞金2000万円の価値ある作品だもんな・・・。きっと説得力のある、読み応えのある作品なんだろう~”って、自分勝手に、作品がすごいものであると言うイメージを作り上げてしまいました。
そして販売するやいなやものすごい売れ行き。
ますますすごい作品だと思ってしまう・・・。
書店へ行って、本に出会ってしまう・・・、まだ在庫があった・・・、ラッキー
本の帯を読む・・・
廃墟と化したデパートの屋上遊園地のフェンス。
「かげろう」のような己の人生を閉じようとする、絶望を抱えた男。
そこに突如現れた不気味に冷笑する黒服の男。
命の十字路で二人は、ある契約を交わす。
肉体と魂を分かつものとは何か?
人を人たらしめているものは何か?
深い苦悩を抱え、主人公は終末の場所へと向かう。
そこで彼は一つの儚き「命」と出会い、かつて抱いたことのない愛することの切なさを知る。
・・・と。
これを読んで、益々興味わきました。
かげろうって?生きている実感の薄さやゆらゆらして存在自体はっきりしない、影薄い人の人生?・・・みたいな感じ?
冷笑する黒服の男って・・・『喪黒ふくぞう』(笑ゥせえるすまんの主人公)みたいな超不気味な男???
何なの、人間なの?得体の知れない不気味さを感じる。
「ある契約」って?ミステリアスな感じ・・・。
死のうとした男の行為を、この喪黒のような男が阻止して、そして、どんな契約を交わすの?
帯に書かれた文章により、題材がシリアスで、ミステリアスな内容で、最後には感動する作品なんだろうな~と、さらに興味わき、購買意欲指数が100%に。
そして、「これは価値ある作品に間違いないだろう~。そうだ、プレゼントしたらきっとすごく喜ばれることだろう~。決めたっ!」って事で、贈り物用と自分の分と2冊購入しました。
購入後は表紙の『白地に輝いたブルーの十字は何なの?何を意味するの?かなりSimple is bestなんだけど・・・。』なんて、疑問に思いながら、読んでみた。
ヒントや帯でわかっていた、自殺を阻止すると言う内容(キョウヤと言う男との出会い)が、予想以上に何ページにも渡っていたことにまずはすごく驚きました。そこまで書かないといけないことだろうか。
そして、そこまでの内容で、自殺しようとするヤスオが、どういういきさつで自殺したいと思うようになったかが書かれていましたが、確かについてない人生なのに、やはり文章の表現の仕方やヤスオのおやじギャグが原因か、心にずっしりと伝わって来ないな・・・とちょっと拍子抜けした感あり。
抱いていた印象と違う・・・、何だか中学生向きの小説のような気がする・・・。
そこからどんどん、抱いていた作風と違うんだと言う事がわかって来ました。
同時に”水島ヒロさんって、こんな作風の人だったの?キャラとかけ離れていて、違和感だらけだ~”とも、思いました。
そして、読んだ後、色んな方々の書評を聞いたり、検索したりしたら、結構酷評が多く、自分が感じていることと重なる意見が多いことに驚きました。
でもこの作品を、ヒロさんの私が抱いているイメージと、大賞とをはずして、作品オンリーで考えたら、1人の若者のデビュー作としては、ま~ま~の中のま~ま~な作品だったような・・・。
「命」がテーマですが、重苦しさはいっさいなくて、結構軽めなので、読み応えという意味では、物足りなさを感じてしまいました。
「命」がテーマの作品が、こんなに軽くてサラリとした印象の作品で良いのだろうか。
本を読むと、黒服の男は、喪黒のような、不気味な人相ではなく、若い美男子(高良健吾さんが浮かんで来た)と言う設定なのですが、どうしても、読む前のヒントでの想像イメージが強すぎて、喪黒みたいな人だった方がキャラクターの印象も強く残り、よかったのに・・・とか思ってしまいました。
肝心のヤスオも、もっとかげろうを感じさせてくれるよう、人物設定をもっと作りこんで欲しかったな~。
この続きは又後日に~


*続きでは、「KAGEROU」を読んでここがよかった!と思うところも書いてみたいと思います~



先日KAGEROUを読み終わりました

一気に読もうと思ったら、もしかしたら、1~2時間で読めちゃうんじゃないかと思うほど、読みやすい本でした

まず、ポプラ社大賞をとった事で、華やかな作家デビューを果たした水島ヒロさんが、賞を頂いたことについてや、作家としての活動を通して、命の大切さ等、社会に伝えていけたら、そして少しでも役に立てたら・・・と言う思いを持っていると言うような内容の事を話されていた事に、とても感銘を受けて、一気にイメージアップしました。
そしてこのデビュー作は、販売前は、内容は全く発表されていませんでしたが、ヒントとして「命」の物語と言う事がわかりました。
「自殺しようとしている人を、ある人が止めてしまう。でもそれは本当に本人にとってよかったのかどうか」みたいなヒントもどこかで聞いたんですよね。
その後販売が昨年12月中旬と、予想以上に早かったので、急いでいる感をすごく感じ驚きました。
そんなに急がなくて良いのに・・・、世間に騒がれすぎて、予約も殺到しすぎて、期待は日増しに高くなり、早々に販売せざるを得えなくなったのか、元々年末クリスマスシーズンに、ノルウェーの森映画公開のようなインパクトをねらったのか・・・。
水島ヒロさんの上記の作品発表の時に話に誠実さを感じ、感動し”きっとかなり完成度の高い社会派作品で、いつ世に出してもよかったんだな。作品に自信ありそう~。だって賞金2000万円の価値ある作品だもんな・・・。きっと説得力のある、読み応えのある作品なんだろう~”って、自分勝手に、作品がすごいものであると言うイメージを作り上げてしまいました。
そして販売するやいなやものすごい売れ行き。
ますますすごい作品だと思ってしまう・・・。
書店へ行って、本に出会ってしまう・・・、まだ在庫があった・・・、ラッキー

本の帯を読む・・・
廃墟と化したデパートの屋上遊園地のフェンス。
「かげろう」のような己の人生を閉じようとする、絶望を抱えた男。
そこに突如現れた不気味に冷笑する黒服の男。
命の十字路で二人は、ある契約を交わす。
肉体と魂を分かつものとは何か?
人を人たらしめているものは何か?
深い苦悩を抱え、主人公は終末の場所へと向かう。
そこで彼は一つの儚き「命」と出会い、かつて抱いたことのない愛することの切なさを知る。
・・・と。
これを読んで、益々興味わきました。
かげろうって?生きている実感の薄さやゆらゆらして存在自体はっきりしない、影薄い人の人生?・・・みたいな感じ?
冷笑する黒服の男って・・・『喪黒ふくぞう』(笑ゥせえるすまんの主人公)みたいな超不気味な男???
何なの、人間なの?得体の知れない不気味さを感じる。
「ある契約」って?ミステリアスな感じ・・・。
死のうとした男の行為を、この喪黒のような男が阻止して、そして、どんな契約を交わすの?
帯に書かれた文章により、題材がシリアスで、ミステリアスな内容で、最後には感動する作品なんだろうな~と、さらに興味わき、購買意欲指数が100%に。
そして、「これは価値ある作品に間違いないだろう~。そうだ、プレゼントしたらきっとすごく喜ばれることだろう~。決めたっ!」って事で、贈り物用と自分の分と2冊購入しました。
購入後は表紙の『白地に輝いたブルーの十字は何なの?何を意味するの?かなりSimple is bestなんだけど・・・。』なんて、疑問に思いながら、読んでみた。
ヒントや帯でわかっていた、自殺を阻止すると言う内容(キョウヤと言う男との出会い)が、予想以上に何ページにも渡っていたことにまずはすごく驚きました。そこまで書かないといけないことだろうか。
そして、そこまでの内容で、自殺しようとするヤスオが、どういういきさつで自殺したいと思うようになったかが書かれていましたが、確かについてない人生なのに、やはり文章の表現の仕方やヤスオのおやじギャグが原因か、心にずっしりと伝わって来ないな・・・とちょっと拍子抜けした感あり。
抱いていた印象と違う・・・、何だか中学生向きの小説のような気がする・・・。
そこからどんどん、抱いていた作風と違うんだと言う事がわかって来ました。
同時に”水島ヒロさんって、こんな作風の人だったの?キャラとかけ離れていて、違和感だらけだ~”とも、思いました。
そして、読んだ後、色んな方々の書評を聞いたり、検索したりしたら、結構酷評が多く、自分が感じていることと重なる意見が多いことに驚きました。
でもこの作品を、ヒロさんの私が抱いているイメージと、大賞とをはずして、作品オンリーで考えたら、1人の若者のデビュー作としては、ま~ま~の中のま~ま~な作品だったような・・・。
「命」がテーマですが、重苦しさはいっさいなくて、結構軽めなので、読み応えという意味では、物足りなさを感じてしまいました。
「命」がテーマの作品が、こんなに軽くてサラリとした印象の作品で良いのだろうか。
本を読むと、黒服の男は、喪黒のような、不気味な人相ではなく、若い美男子(高良健吾さんが浮かんで来た)と言う設定なのですが、どうしても、読む前のヒントでの想像イメージが強すぎて、喪黒みたいな人だった方がキャラクターの印象も強く残り、よかったのに・・・とか思ってしまいました。
肝心のヤスオも、もっとかげろうを感じさせてくれるよう、人物設定をもっと作りこんで欲しかったな~。
この続きは又後日に~



*続きでは、「KAGEROU」を読んでここがよかった!と思うところも書いてみたいと思います~


