汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 雪の夜

2009年12月01日 | 初期中期の詩
淫らな哀しみは
虚空彼方を彷徨い
韻律に心奪われた道楽よ
蔑まれた心持ちに動揺する
あなたの頼りない心を
僕の温かい掌で愛撫してあげる

雪のちらつく蒼い夜の居心地は
涙に染まったハンカチのように鮮やかに
そして、淑やかに
手を握り合ったベッドの上での時間は
雪が身体の奥底まで融けていくかのような
柔らかい夢の続きを
水が沁み入った悲しみを乗せて
何処か知れない空の彼方へと
僕らを誘うだろう
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