寒さに凍てついた指を
あなたに頬に絡ませて
私は眼を伏せて沈黙する
まるで孤独な深淵に沈み込むように
あなたと二人、雪の幻想に照らされて
深く、まどろんだ闇のさざ波に揺れている
細く陰った月の孤独
寒さはあなたの生命の灯に
小癪な悪戯をけしかける
夢のまた夢の続き
夢幻に眩まされた儚い希望の逡巡
抱き締める程に温かくなる
あなたの体温に、私は安楽を感じている
夜闇は吹きすさぶ風に煽られて
今は姿無き幻想に縋り付いている
あなたに頬に絡ませて
私は眼を伏せて沈黙する
まるで孤独な深淵に沈み込むように
あなたと二人、雪の幻想に照らされて
深く、まどろんだ闇のさざ波に揺れている
細く陰った月の孤独
寒さはあなたの生命の灯に
小癪な悪戯をけしかける
夢のまた夢の続き
夢幻に眩まされた儚い希望の逡巡
抱き締める程に温かくなる
あなたの体温に、私は安楽を感じている
夜闇は吹きすさぶ風に煽られて
今は姿無き幻想に縋り付いている