冬の寒々とした淋しさを抱え
臆病になった僅かな心の空隙
凍てつく寒さに悴んだ虚ろな瞳に世界は震撼して
虚ろにはにかんだあなたの微笑みには
私の姿は存在しているのか
行き着く未来の一端には
朧に散っていった抑揚の欠片たちが
無残に博物館に展示されるように
その抜けた命の呟きが
恐ろしい形相をした老婆にけしかけられるように
狼狽に縮こまった身体を慣らしながら
虚空彼方を駆け巡る
灯はやつれた男の頬をちらちらと照らし
焼け焦げた肉に振掛ける香辛料さながら
いくつもの夜を越えた哀しみに
安らぎの表情を浮かべたあなたは
今でも、小癪な悪戯を私にけしかける
臆病になった僅かな心の空隙
凍てつく寒さに悴んだ虚ろな瞳に世界は震撼して
虚ろにはにかんだあなたの微笑みには
私の姿は存在しているのか
行き着く未来の一端には
朧に散っていった抑揚の欠片たちが
無残に博物館に展示されるように
その抜けた命の呟きが
恐ろしい形相をした老婆にけしかけられるように
狼狽に縮こまった身体を慣らしながら
虚空彼方を駆け巡る
灯はやつれた男の頬をちらちらと照らし
焼け焦げた肉に振掛ける香辛料さながら
いくつもの夜を越えた哀しみに
安らぎの表情を浮かべたあなたは
今でも、小癪な悪戯を私にけしかける