夢の世界に彷徨う紅
歓びに虚けた私の瀟洒な軌跡は
暮れなずむ憶測に整然と伏していく
所構わず酔狂な戯言を打ち鳴らし
夕暮れの村雨に身体を洗われた
あなたの背中に滴る艶美な憂鬱を
血に飢えた舌先で優しく舐め回す
オリンポスの静寂に泪は
平伏さんばかりの混濁に消えて
露骨な精神論など
孤独な秘蹟にのた打ち回り
全ては虚ろな虚構の中で木霊している
幾度となく愛の戦慄は
混濁液に溶けて行く律動さながら
主旋律に酔い痴れたコンダクターの情欲に勝り
理性に殉じた褥に覆い被さる欲望に
肉体の快楽までも喰い尽すだろう
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瀟洒→しょうしゃ
虚けた→うつけた
褥→しとね
歓びに虚けた私の瀟洒な軌跡は
暮れなずむ憶測に整然と伏していく
所構わず酔狂な戯言を打ち鳴らし
夕暮れの村雨に身体を洗われた
あなたの背中に滴る艶美な憂鬱を
血に飢えた舌先で優しく舐め回す
オリンポスの静寂に泪は
平伏さんばかりの混濁に消えて
露骨な精神論など
孤独な秘蹟にのた打ち回り
全ては虚ろな虚構の中で木霊している
幾度となく愛の戦慄は
混濁液に溶けて行く律動さながら
主旋律に酔い痴れたコンダクターの情欲に勝り
理性に殉じた褥に覆い被さる欲望に
肉体の快楽までも喰い尽すだろう
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瀟洒→しょうしゃ
虚けた→うつけた
褥→しとね