汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの唄 ダイアモンドクレバス ~別れの時に~

2011年05月21日 | 歌詞
なぜだろう あなたが私にくれた希望

支えあう喜びも 抱き合った恥ずかしさも
跡形もなく無くなってしまった

描かれた愛は 今も胸の中に
こうして夜に涙していた あなたが居たから

淋しさは決して満たされない 心のせい
あなたが見せた儚さも 一瞬の闇に消えた

現実はいつも突然に
夢の後はいつでも臆病に

あなたの声色を聴くたびに
湧き上がる空しさ

どうして私は (あなたと)一緒に居たのかな?
共鳴し合う愛の中では いつも幸せで

見えない闇を見つめる勇気さえ 覚束(おぼつか)なくて
私はただ傷から逃げる 事しか出来なくて

もう離さないでほしいと願う 心が痛い
これ以上見せないで あなたが悲しむ顔を

優しさを云ってばかりで
見つめ合うことも忘れていた

あなたがくれた宝物とも
今はこうして嘆くばかり

どうして私は (あなたと)一緒に居たのかな?
共鳴し合う愛の中では いつも幸せで

見えない闇を見つめる勇気さえ 覚束なくて
私はただ傷から逃げる 事しか出来なくて 今は一人で…
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みやすけの詩 忘れられた影

2011年05月20日 | 初期中期の詩
自分自身を見つめようと
息を潜める雲に手を伸ばす

限りある命を求めようと
新たな生命は 自分を見捨てた

何が真実なのかも判らないまま
流れる時は 刹那に君を見つける
不思議な気持ちを抱えながら
人は人として自分に目覚めて行く

不審な眼差しがあなたを襲うとき
僕は一体どんな言葉をかけられるだろうか
濡れた葉の哀しみは あなたの心を洗う
どれだけ自分を見つめても
何一つとして心は開いてくれないから

この世界にはどのような人がいるのだろうか
自分を赦すという事が出来れば
どれだけあなたは腕に傷をつけなくて済むのか

知り始めている あの世の輝く目印は
一つではない事 何度でも繰り返して行く
命が言葉を探して 人を殺す

ここには自分が居ないという不安の中で
混沌としている実在が 息を殺して嗤(わら)っている

あなたは人に寛容で居られますか
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みやすけの詩 夜の想い

2011年05月17日 | 初期中期の詩
能天気な言葉ばかり吐く あなたの幼い心は
より大きな居場所を求めて飛翔する

常に生きることを嘆く不死鳥は
今日も この冷ややかな夜に歌を歌う

それが絶えず廻(めぐ)る命を運ぶコウノトリのように
あなたが紡ぐ声色は何時(いつ)になく儚くて

この空に願いを届けようと 手紙を差し出す
宛ても無い陳腐(ちんぷ)な言葉ではあるけれど
あなたを想う気持ちは変わらないから

夜になるのが怖くて 電気を消すのが嫌だ
慣れない想いをしたためる事が 愛の調べなら
この孤独を打ち消すための気持ちは常に変わらない

訪れる終わりを見つめるよりも 今を大切にしたい
形にはならないけれど こうして手を繋いでいる事が
僕にとって何よりの幸せなんだから



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みやすけの唄 情愛の源

2011年05月15日 | 歌詞
遺伝子に刻まれた あなたとの交わり
情熱がここまでさせた 記憶は揺れている

復讐に燃えてしまう あなたに出逢ってから
ナイーブな心を犯された 神秘の光

私をあなたにあげる 渇いた喉はひび割れる
容赦のない言葉に 私は孤独になる

中途半端に愛された あなたは愉しんで
もがく私を見捨てる 月が赤く染まる

復讐は華奢な女を 女神へと変えて行く
女の迷いは華を咲かせる 愛の崩落

尽くしても癒されない 私を見捨てないでほしい
ずっと一緒に居たい 欲望に戸惑う

復讐に燃えてしまう あなたに出逢ってから
ナイーブな心を犯された 神秘の光

愛は真実を嫌う あなたがそう云って
私の心を愛撫した 罪の言葉
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みやすけの唄 ホシキラ

2011年05月12日 | 歌詞
溢れる感情にさらわれ
あなたが通りの向こうに佇む

宇宙を感じる事が何よりも
好きなあなたは この惑星(ほし)の旅人

「また会おうね」
連れ添って歩いた距離は判らないけど
こうしてただ居るという事が 幸せなんだよ

徒(いたずら)に任せっきりだけど
あなたは愛を知っているが故に

一人の時間を大切にする
あなたは迷い 僕を見捨ててしまう

「哀しいよね」
淋しさは虚しさの裏返しだという事
後付けのようで嫌だけど あなたが好きです

その感情は
とても脆(もろ)くてそれでいて大切なモノで
一人で居た時が長い分 強くなれたね

星が流れる夜に交わし合う
愛が融けて 僕はまた一人になる

永遠は儚(はかな)いと 云ったあなたは
行く道で 一人 泣いている
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みやすけの詩 悲しいうた

2011年05月11日 | 初期中期の詩
その手に映る悲しみは何
子供を連立って泣いているあなたは
とても儚い時間を泳いでいるように見える
人恋しさに明け暮れても 見えないモノの方が多くて

あなたはいつでも笑顔でいるように見えた
その眼には一点の汚れも無いように思えた
でもそれは光の乱反射の中の影に過ぎなかった
幸せを見せつけようとして あなたは手紙を書きよこした
文字が発露(はつろ)する全ての幸せが なんだか無情に感じられた

モノが壊れて 新たな命が生まれる
この命を生んだのは あなたでした
弱弱しくて 憎らしくて そして微笑ましい
その命が世界を変えて行くのですね
男も女も廃れた概念でしかないけれど
それもまたこの身体を形作ってきた食糧なのだ

あなたは今でも過信し続けている
この命が様々な悪弊を生み出しているという事を
こんなちんけな微笑みを持続させる為に
幾つの命が失われているのだろうか

僅かな明りを追い求めるのは
そこでしか幸せを享受(きょうじゅ)出来ないという事
あなたは逃げ続けている この辛辣(しんらつ)から
潮の満ち引きは決して単調なものではないけれど
この繰り返しの心地良さが 命を生み出す原動力になっている
あなたはそのままでいい 変わらなくてもいい
その仕草の中のあらゆる言葉が 僕には心地良いものだから

太陽の光はなぜこんなにも眩(まぶ)しいものなのだろうか
たいして人に対して道を開いてはくれないのに
焦りの感情ばかり見えてしょうがないのに
こうしてまた人は死んで行くのだろう
一握りの想い出を持ち歩いて 澄ました顔をして朝顔に微笑みかける
こうしたひょんなことから幸せが生まれるなんて
誰が証明したのだろうか
「花は咲くだけで美しい」 何だか悲しくなってきた
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みやすけの詩 いつもの風景

2011年05月10日 | 初期中期の詩
淋しさに溺れているあなたは
何時になく美しく見えた 幸福を見つけ出して
その冷ややかな感触を弄(もてあそ)ぶ事が あなたの幸せ
神様は一体何をしているのだろう
一つのモノを信じる事だって 決して簡単な事ではない
嫌気がさして窓の外見つめるあなた
その小さな幸せを噛み締めたくて 咲いていた小さな花を
引きちぎった 僅(わず)かな明りが見えるこの都会だけど
この時期に降る雨は何時になく幸せを呼ぶのだろう
こうしてまた一つの命が終わる
決して生命を 生きる事を 無条件に美化するのではなくて
ただ闇も光も受け入れるという事
それがもし出来ればな 人間はまた一つ夜を忘れるのかな

空想に華を咲かせるあなたが
とても愛おしいから 後ろから抱き締めてもいいかな
でも それだけじゃ淋しいから 僕も後ろから抱いてほしい
与えられるだけが愛じゃないから
愛は互いに与えてこそ 互いに安らぎは満たされるから
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みやすけの詩 悲劇

2011年05月09日 | 初期中期の詩
赤く腫れあがった私の腕を見て 沈鬱な表情の女
夜の時間の流れは 何時になく遅い
はなから幸せなど信じていないと あなたはそっと呟いた
月光花の香りに唆(そそのか)されて 女は私の手を取った
冷ややかな感触の他には 何者にも浸食されていない美しさがあった
白い肌には戦争の後の生傷が口を開いていた
そこから滴る血に 私は求めるように舌を這わせた
女に温度を感じたいとは思わなかった
ただこの虚無感を埋める為に 喉を潤したかったのだ
その時 女は微笑みながら大きく私を打った
目の前が暗澹(あんたん)と虚しさの空隙(くうげき)に堕ちて行くかのような質感だった
女はそして 倒れた私に近づき 小さな唇で接吻を施した
何もかもがくだらなく感じた瞬間であった
そして女は私の唇をつまみながら声小さく云った
「あなたはいつでも逃げ続けている」
夜の気配が更に深刻さを帯びる時間
私はそのまま女の言葉を聴きながら悦に入り込んでいた
女から発する音感が堪らなくとある一点を刺激していた
そして女は何も解らないといった表情をすると 
途端に怒りに切り替わり 持っていたナイフで私を切り刻んだ
痛みは存在しなかった 可憐(かれん)なる血の飛沫(しぶき)だけが
視界の中で乱舞している 私は如何(いか)なる生を全うしたのだろうか
こうして彼女に見離され 流浪(るろう)に身を任せていた私を襲う悲劇の雨
何か私を厭(いと)う気持ちがあって彼女は私を怨むのか
夜の冷たい花はこうしてまた 深淵に散って行く
暗い場所に咲く花ほど 孤独に包まれた感情を抱いている事を
彼女は知っているのだろうか
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みやすけの詩 連帯感

2011年05月08日 | 初期中期の詩
振動する空気に揺られ 息を殺している
宛てもない手紙を出すあなたの眼が 暗闇に照らされている
なぜここまであなたは言葉を探しているのだろう
見つからない宝を探し回る事が美徳とされている今
錆び付いたブランコには幼児を乗せた痕跡が残っている

跡形もなく ただ悠然と空を眺めていた
何も欲しくはないと あなたは夕日めがけて声を涸らした
冷めて行く景色を眺めながら あなたはいつも膝を抱えていた
従属する事が悲しくて 邪な感情に縋り付く
あなたは今でも夢を見ていた 熱くなる大気
上昇する太陽の光の中に 明日への希望を燃やしている

潰えた光の波は 屍の上に降り注ぐ
犠牲にされて行く人々は異口同音に 定めに汚された事を恥じらう
暁の空に現れた飛行機が 闇に彷徨う人に手を差し出す
昔の事は忘れたよ 何もかもが空しいというのなら
その手に滴る血を飲み干せばいい
赤い約束が果たす明日は決して暗くはない
何者かに追われる様に 雑然とした音の塊の中を行く勇気
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みやすけの詩 自然と自由

2011年05月08日 | 初期中期の詩
争いの後に あなたの眼は渇いて割れた
枯渇している愛情 思い入れのある小箱を
健気に差し出すあなたの感情は
起こる筈の無い奇跡に溢れている

白い空には一体幾つの哀しみが宿っているのだろう
身体を引き寄せて温め合った冬の寒さは
より一層と小さな孤独の中へと誘うから

その道の向こうには あなたが云った未来が
灯っては消える そこには水の流れのように純粋な
何ものを溶かしこんでいる

燃える命が やがて尽き果てるとき
あなたが描いた夢の痕は 木漏れ日のように
清々しい湿度を与え 慰めを云うあなたが
一瞬遠い眼をしながら 変わらない世界の流れの中で
ふと死の情動かられるのを目の当たりにしている

何が此処まで自由を束縛するのか
自由が無いから不自由になるのか
自由を求めるから不自由になるのか
相反する言葉はやがて自由を超えた悠久を映し出して行くのだろう
洞穴に消えた仙人は 口々に明日の暗闇について語っている
夜に訪れる妖怪は 彼らを見て嘲笑(あざわら)うように消えた
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