報道によると、政府がユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に提案した「和食;日本人の伝統的な食文化」について、事前審査を担うユネスコの補助機関は11月上旬にも新規登録の可否を勧告する、との事。最終決着は12月上旬だが、登録勧告となれば、そのまま正式決定されるのが通例と言う。登録され、”和食”の美味しさと美しさなどを世界に知って欲しいね。
食と関係する無形文化遺産として、既に登録されているのは
フランスの美食術 2010年
地中海料理 2010年
メキシコの伝統料理 2010年
トルコのケシケキ(麦がゆ)の伝統 2011年
◆和食の特徴 (農林水産省 和食紹介より)
多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重
日本の国土は南北に長く、海、山、里と表情豊かな自然が広がっているため、各地で地域に根差した多様な食材が用いられています。また、素材の味わいを活かす調理技術・調理道具が発達しています。
栄養バランスに優れた健康的な食生活
一汁三菜を基本とする日本の食事スタイルは理想的な栄養バランスと言われています。また、「うま味」を上手に使うことによって動物性油脂の少ない食生活を実現しており、日本人の長寿、肥満防止に役立っています。
自然の美しさや季節の移ろいの表現
食事の場で、自然の美しさや四季の移ろいを表現することも特徴のひとつです。季節の花や葉などで料理を飾りつけたり、季節に合った調度品や器を利用したりして、季節感を楽しみます。
正月などの年中行事との密接な関わり
日本の食文化は、年中行事と密接に関わって育まれてきました。自然の恵みである「食」を分け合い、食の時間を共にすることで、家族や地域の絆を深めてきました。
ユリの様な、クロッカスの様な花、コルチカムが玄関前で咲いている。大分前の話、この花を撮っていたら、このお家の女性の方から「コルチカムですよ」と教えていただいた。同じ町内なので時々出会う時があり、彼女は「コルチカムのおじさん」と呼ぶ。私は「おじさん」の歳ではなく、お爺さんの歳だけど、まあ良いか。・・この花を見ると「おじさん」と呼ばれる気がする。
花は彼岸花の様に葉を付けずに地面から出現し、茎先に花のみが付いている。この花姿から”裸の貴婦人”とも呼ばれる。花の咲く時期は、春咲き・秋咲き・冬咲きがあり、日本では主に秋咲きが普及していると言う。
コルチカム
ユリ科(イヌサフラン科)コルチカム属
別名はイヌサフラン
コルチカムは園芸用に品種改良したものを言う事が多い
球根草、自然分球で殖える
原産地はヨーロッパ、北アフリカ
開花時期は9月~10月
(秋咲き)
花色は淡い藤色・濃い藤色・白色など
花姿は春に咲くクロッカス(アヤメ科)に似ている