歩けば楽し

楽しさを歩いて発見

  思い出を歩いて発掘

   健康を歩いて増進

ノーベル賞:物理学賞、梶田隆章氏ら2名に

2015-10-07 | 学問
 ノーベル賞:生理学医学賞に続いて物理学賞でも日本人が受賞した。
 スウェーデン王立科学アカデミーは、本年(2015年)のノーベル物理学賞を、「素粒子・ニュートリノに質量がある」ことを突き止めた東京大学宇宙線研究所の梶田隆章所長(56)と、カナダ・クイーンズ大学のアーサー・マクドナルド名誉教授(72)の2名に贈ると発表した(10月6日)。
 日本人の物理学賞受賞は、昨年の赤崎勇・天野浩・中村修二の3氏に次ぐ2年連続で、11人目。ノーベル賞受賞者は、24人目(米国籍を含む)となる。
 授賞理由は「ニュートリノが質量を持つことを示すニュートリノ振動の発見」。
 素粒子物理学の土台となる標準理論では、ニュートリノは質量を持たないとされている。梶田氏らは、素粒子観測装置「カミオカンデ」で、大気中で発生するニュートリノを観測し、「ミュー型」のニュートリノが、「タウ型」に変身している兆候を発見した。この現象を「ニュートリノ振動」と呼び、ニュートリノが質量を持つことを示す証拠となる。これは、標準理論を書き換える歴史的な発見で、物質や宇宙の根源を探る研究に多大な影響を与えた。

 今日も天気は晴れ。気温は、三寒四温ならぬ三温四寒で秋が深まる。
 早朝の散歩で見つけた”ワレモコウ”。細い茎と小指程の暗赤紫色の花を付け、水路の上を塞ぐ様に倒れている。水路の水の青さ、ワレモコウの赤・緑の対比が綺麗・・パチリと写真を。
 花と言ったが花びらは退化しており、暗赤紫色の花に見えるのは小さな萼の集まりである。そのため、花が長く咲いている様に見える。
 名(ワレモコウ)の由来には諸説ある。「われもこうありたい」との思いで付けられたと言う説、茎・葉にある香りから「吾(日本の)木香(お香)」の説、花色が地味な暗赤紫色だけど「吾(われも)亦(また)紅(こう、紅い)」との自己主張説、がある。ワレモコウ(吾亦紅)となったのは江戸中期以降からの呼ばれで、古くは漢名の地楡(ちゆ)が使われたと言う。
 ワレモコウ (吾亦紅、吾木香、割木瓜)
 バラ科ワレモコウ属
 多年生、株分けと種で殖やせる
 開花時期は8月~10月
 茎の先に小さな花が集合した穂を付ける
 穂は短い径2cm程の円筒形で暗紅色