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車内泊連浮き2日目、11月13日日曜日です。
この日はこの秋一番と言っていいほどの好天気、
風も弱く、波も小さい予報でした。
ボートを係留して車内泊したので、
ぐっちゃんやビル・ジャックさんは何の苦労もなく出航準備完了しましたが、
この日は日の出前からトレーラブルボートが大挙して押し寄せ、
1つしかないスロープは大渋滞。
このゲレンデを使用しているトレーラブルが全員集合したんじゃないでしょうか。
この秋シーズン、ぐっちゃんは負のスパイラルに陥っているのですが、
この日、それを極めた感があります。
出し惜しみするのもなんですから、最初にお見せします。
解りづらいですか?
トレーラーのアーム部分、
溶接してあるのですが、これが負荷に耐えかねて折れてしまいました。
もちろんこれが判明したのは沖上がりしてボートをトレーラーに乗せようとしたときです。
ウインチが付いたアームが折れたわけですから、
ボートを乗せることが非常に難しくなりました。
結局、車とトレーラーをできるだけ海の方に下げて、
トレーラーをほとんど海水の中に沈め、
そこにボートを突っ込ませてトレーラーに無理やり乗り上げさせました。
その後ロープで縛りつけて海から脱出、
上の写真のようにトレーラーとボートを縛りつけて何とか固定しました。
スピードを控えた運転で帰宅したというわけです。
時間を巻き戻しましょう。
この日も日の出前に出航。
キャスティングからスタートです。
素晴らしい日の出。
思ったより風はありましたが、穏やかな部類です。
1時間ほど投げ倒して、反応無し。
キャスティングを諦め、沖のジギングポイントに移動。
ベイト反応は…、
上々ですね。
AM7:30ころ、待望のアタリ!
大きくアワセを入れてファイト開始です。
非常にパワフルで、583SSとツインパワーSW6000HGの組み合わせですが、
ジリジリとドラグが鳴ります。
それでも2分ほどで巻き上がってきて、釣り上げたのは、
50cmほどのショゴでした。
実は擦れがかりだったのでパワーが強かったようです。
それにしても体高がありますね。
美味しそうなのでキープです。
今度こそはヒラマサを…、と思ってジグを落としましたが、
5mほど沈んだところで、水温を記録しようとロッドをボートの内側に置きました。
つまり、ボートの舷に583SSが斜めに立てかけられ、
ティップから130gのルアーが水中5m垂れ下がっている状態です。
ここで写した写真はこちら。
水温は22.5度ですね~、などど思っていると、
「ガラガラ!ゴン!…ドボン!」
この音を聞いた瞬間、ぐっちゃんは何が起こったかを瞬時に理解しました。
撮影をやめて右舷を見ると、その先の海面に何かが落ちた後である円が描かれ、
少し海中をアレが沈んでいくのがかすかに見えました。
アレって?
そうです、MCワークスNB583SS10周年記念ロッドとツインパワーSW6000HGです。
これを揃えたのは今年の6月でした。
つまり、わずか5ヶ月で、しかもありえない形での奉納です。
正確に言うと、5m下にとどまっていた130gのメタルジグに、
パワーのある魚が食いついて、ロッドとリールを海に引きずり込んだんですね。
というわけで、この日の負のスパイラルはここから始まったのです。
あまりの事にボーゼンとするぐっちゃん。
NEOに乗り換えて、もう奉納はしないだろうと思っていたのに、
まさか魚にタックルを持っていかれるなんて…。
あまりのショックに打ちひしがれて、トボトボと浅場に移動。
ビル・ジャックさん、ステキチサンをはじめ多数のミニボートがアジポイントで頑張っています。
ステキチさんに様子を伺うと、
なんと泳がせで1mオーバー、8.7kgのヒラマサをゲットしていました。
この日はハリス10号の自作大物用仕掛けだったそうで、
比較的安心してやり取りできたとのこと。
それにしても、3週間で記録をさらに更新し、この秋2本目のメーターオーバーです。
泳がせ魔術師、恐るべし!
この後風がほとんどなくなったので、思い切って超深場まで行ってみました。
ヤリイカのポイントを目指します。
ここ、水深180m以上の沖なのですが、波は御覧の程度。
そして大型船がゆっくりと通過していきます。
しかし、ポイントは生命反応ゼロ。
周辺をうろうろしてイカを探しますが、全然いません。
結局、
水深220mまで行き、2時間くらい反応を探し回ったのですが、
無の海を確認しただけでした。
その後再びジギングポイントで頑張ったものの不発に終わり、
12:20頃に帰航しました。
凪だったので速度も出ましたし、沖まで行ったために時間の割に距離が出ました。
そして冒頭のトラブルに繋がるんです。
負のスパイラルここに極まる!
不幸中の幸いだったのは、多くのボーターが参戦していたために、
ビル・ジャックさん、ステキチさん、
その他名前を存じ上げない方までがNEO-Gucchan号の陸上げにご協力いただき、
なんとかトレーラーにNEO-Gucchan号を納めることができました。
みなさま、本当にありがとうございました。
感謝、感謝です。
片道85kmを3時間以上かけて帰ってきました。
その間の揺れでアームは完全に折れてしまいました。
もはやバンドが無ければ落ちてしまう不安定な状態。
このバンドもステキチさんたちにお借りしたものです。
持つべきは釣り仲間ですね。
この後、ヒッチメンバーを取り付けてくれた板金屋にトレーラーを見せました。
写真を撮ってメーカー等に問い合わせしてくれたのですが、
古いトレーラーですから同じ部品はありません。
交換するか、板金で直すか、少し検討してくれるそうです。
アームは完全に分解されてしまいましたので、ウインチ付きでこんな状態。
また、折れた底部分はU字ボルトで固定されていたのですが、
レンチで簡単に分解できました。
この部品を持って、明日再度板金屋に行きます。
さて、復活するのはいつになるんでしょうか?
トレーラーはある程度消耗品と割り切っていますが、
買い替えるとそれなりに高額ですし、NEOの場合は専用に設計してもらう必要があります。
今のところ修理優先で考えています。
せっかくの本格秋シーズンにしばらくオフとなることが決定です。
うーん、悔しい!
負のスパイラルから脱出すべく、
なるべく早く復活できるよう頑張りますね。
それではまた おやすみなさい