静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

48期生の卒業作文8

2018年03月28日 11時20分31秒 | その他

平成30年度入学生で欠員1名です。
入学希望者は、なるべく早く学園にお問い合わせください。

一年間で海の男して大きく成長する場所。
それが漁業学園です。
漁師をめざす人を待っていますよ!


新年度が始まるまでの期間を利用して、卒業作文を紹介しています。
八人目まで来ました!
高校卒業後、愛知県から学園に来ました。
見学は自分で電話してきたのを覚えています。
とにかくまじめで、他人の悪口を聞いたことがありません。
黙々と自分のやるべきことをこなす人です。
遠洋カツオ一本釣りに就職です。


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学園での一年間の生活は楽しいことよりもあまり楽しくないことの方が多かった気がします。
寮生活で僕は県外から来たので週末にも家に帰ることができず※1、最初のうちは苦労したと思います。
全然知らない人と一緒の部屋で生活をして人間関係などいろいろ難しかったです。
ですがだんだん生活をしていくにつれていろいろ話し合える仲間になっていって苦労することもなくなりました。


勉強の方も大変で最初の方は試験に合格できるか不安でしたが、一緒に勉強している仲間たちのおかげで自分も頑張って勉強しなくてはいけないという気持ちになって、なんとか四級海技士まで合格することができました。

就職についても僕は学園に入る前からとくに乗りたい船などなくどうするかずっと悩んで本当に自分は漁師をやっていいのかまで考えたりもしましたが、先生方や他の人達の話を聞いたり、実習船「やいづ」での乗船実習で自分が乗りたいと思う船を自分なりに見つけることができ、就職先を決めることができました。
実際まだ就職して仕事をやっていける自信はなく不安しかないが、一年間この学園で生活してきたことを少しでも自信にして就職してもがんばって行きたいと思います。


最初この学園に入った時は一年間やっていけるかとても不安しかなかったですが一年間終わってみればあっという間に終わってしまったが自分なりには入学前よりも少しだけでも成長することが一年間だったと思います。
一年間学園を辞めることなく生活できたのは先生方や一緒に生活してきた仲間たちのおかげだと思っていてとても感謝しています。
就職してもこの学園でやったことを忘れることなく生活していきたいと思います。
そして学園で覚えたことを少しでもいいからいかしていきたいと思います。


※1 原則的に週末は全員帰宅です。県外の希望者のみに、寮に残るのを許可しています。

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初めての集団生活での苦労が書かれています。
でも、最後に彼を支えたのは、回りの仲間です。
この仲間たちが同じ漁師になります。
卒業後も、同期生の絆は強く、励まし合う関係です。
努力が実って、四級海技士にも合格してくれました。


学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp


 園長のつぶやき
学園入学生の多くが、具体的な漁業の希望を持っていません。
昔と違って、漁師の家庭に生まれたのではないので、漁業のことを知らないのも仕方ないことです。
それでも「漁師なる」という希望は捨てず、学園で自分の道を探します。
作文に書いてあるとおり、彼は乗船実習でカツオ一本釣りを実際に行ったことで、どんな漁師になるかを決めることができました。

このように、どんな漁師になるかを決めることができるのも学園の大きな特徴です。
漁業によって違う仕事内容、給料、一回の航海日数....
これに本人の適性を職員がアドバイスして、乗る船を決めていきます。

コメント
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