緊急告知! 49期生の追加募集
詳しくはホームページで!願書は平成30年3月27日(火曜日)17時まで(必着)です。
こんにちは、園長の青木です。
どんな漁師になりたいですか?
漁業学園では、あなたの希望する漁業に就職できますよ!
ホームページはこちら。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/
新年度が始まるまでの期間を利用して、卒業作文を紹介しています。
その第三弾です。読みにくいかもしれませんが、ほぼ原文です。
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僕は中学卒業でこの学校に入りました。
最初は心配でした。入学してからは少しずつですが皆と話せるようになりました。
一学期は見学が多かったです。
見学した中でいろいろなことを学びました。
例えば、ヤマハの工場では、エンジンの組み立てをしました。難しかったです。
二学期に入り勉強が本格的になりました。
僕は覚えることが苦手でものすごく大変でした。
一学期にまじめにやっていなかったのだと思います。
二学期の大きな行事は乗船実習でした。
船よいがなかなか良くならなくて大変な思いをしました。
カツオを釣り始めてからは、船醉いもしなくなって楽しく釣れました。
乗船実習で就職がだいたい決まると言っていたので頑張って動きました。
10月の試験は受けなかったです。
三学期に入り試験があり残念な結果になってしまいました。
その結果でだいぶ心が折れました。
でも気持ちをいれなおして三月の試験を受けました。
入学する前から決めていたマグロ船にも行けることが決まりうれしかったです。
学園ではロープワークを学びました。
さまざまなむすびがあり入学したときは、本当に全部覚えられるのと思いました。
でも毎日やっていくと少しずつ覚えどんなときにも使えるので役に立ちました。
僕が大変だと思ったのは、ダイビングの水がものすごく冷たかったです。
人とのコミュニケーションです。
楽しかったことは、乗船実習です。
カツオの食ったときの引きがたまらなかったです。
その時にぜったい釣ってやると思いました。
この一年はいろいろな思い出ができて良かったです
この先も就職してからせめて10年くらいは漁師を続けます。
本当に一年間ありがとうございました。
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彼は、最近少なくなってきた中学からの入学者です。
体は小さかったですが、スタミナはあってマラソン大会も優勝でした。
体育やクラブ活動も一番はりきっていました。
海技士試験は合格できませんでしたが、自分の立ち位置をよくわきまえています。
積極的に行動もできるので、マグロ船でも先輩船員とうまくやっていけると思います。
10年後には立派な漁師になっているでしょう。
学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp
園長のつぶやき
学園では海技士資格を取る勉強をします。
教室での授業のほとんどは、このためです。
この海技士というのは船乗りとして必須の資格です。
そして海技士は大事な資格ですが、漁師になるために本当に必要なものは別にあります。
仲間と連携して魚を捕ることです。
そのための集団生活です。
うちの職員は彼のことを
「漁師になるために、生まれてきた」
とまで評価しています。
漁師向きのキャラで、才能に恵まれているのです。
こんな人もいるんですよ。
学園での勉強は苦労しましたが、でも彼なりにがんばりました。
これからは現場で、存分に才能を開花させて欲しいと思います。