静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

48期生の卒業作文6

2018年03月26日 16時45分50秒 | その他

海と生き、魚との知恵比べをする毎日。
漁師は大自然を相手にする雄大な仕事です。
漁師になる専門、漁業学園です。

平成30年度入学生を追加募集します。
願書〆切は27日です。間に合いそうにない場合は、学園にご相談ください。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/

全国放映された海と日本プロジェクトのCMをテレビで見れなかった人に朗報!
YouTubeにアップされましたよ。1080Pの高画質で見てください!
実習を担当する久保山先生の思いが詰まった15秒になっています。
https://www.youtube.com/watch?v=5EnPWBobwLM

新年度が始まるまでの期間を利用して、卒業作文を紹介しています。
今回で、第六弾です。
海のない埼玉県出身。実は埼玉県からは例年きています。
勉強が辛かったと書いてありますが、しっかり三級海技士に合格しました。
これからカツオ一本釣りで漁師デビューです。
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入学しても間もない頃、見慣れない土地、環境での生活が始まり、最初の頃はいろいろと苦労して大変だった。
中でも大変だったのが、入学してすぐに知らない人と同じ空間で寝なきゃ行けないことでした。
最初の二週間は、全く眠れない事が何よりも辛かった。

一学期にあるイベントにカッター訓練があったが、今まで見たことのない無数のマメができた。
けど、カッター訓練のおかげで、筋肉もかなりついて良かった。
もう一つの一学期のイベントに三キロメートルの遠泳大会があるが、自分は今までに五十メートルしか泳げない人間だったけど、遠泳のときは、本当に足がつかない中泳ぐので、泳がなかったら死ぬから死ぬ木で泳ぎきった。

二学期になると、本格的に海技士の勉強が始まった。夏休みにサボったせいで、かなり大変だった。
海技士が終わったら今度はすぐに乗船実習の準備が始まった。
乗船実習の為の荷造りが楽しかった。

乗船実習が始まって駿河湾を出たらすぐに船酔いが始まって鹿児島に着くまでかなり辛かった。
鹿児島に着いてから観光が楽しく美味しいものもたくさん食べられて最高だった。
後は、運良く桜島の噴煙も見ることができて楽しかった。
鹿児島を出てからはまた船酔いの地獄が始まった。
漁学は基本アッパーデッキでカツオの群れを探すけど、船酔いでそれどころではなく、本当に船酔いは直るのかずっと思っていたけど、鹿児島を出てから五日間くらいで本当に直った。
乗船実習中カツオを釣れたのは、当直の関係で八匹しか釣れず残念だった。
乗船実習が終わり焼津が見えてきた時はかなり嬉しかった。


三学期に入ってからは、海技士の勉強がまた始まり、とにかく勉強は辛く大変だったから一学期にもう少し勉強をしていれば、もう少し楽ができたのになと思った。
とにかく一年はあっという間だった。

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高校を卒業した人でも、初めて寮生活をする人は、それがストレスになります。
これは人それぞれで、何にも苦にならない人もいます。
でも、寮生活を始めるのが大変だったとしたら、その分、その人は成長したと言うことです。
これも漁師になる為の貴重な一歩ですよ。

学園見学のお申し込み、入学のお問い合わせは電話、Eメールで。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp


 園長のつぶやき
今日は奈良県の高校生が見学に来ました。
すでに寮生活をしていると言うことで、学園の寮生活には心配がないようでした。
奈良県というと海がありませんが、同じく海のない埼玉、長野、山梨などは毎年、生徒が来ます。
もはや海があろうが、なかろうが関係ありません。
今日の見学者は釣りが好きで、和歌山まで釣りに出かけると言っていました。
ぜひ、50期生として学園に来て欲しいです。

コメント
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