西田四郎さんの絵をひさしぶりに見た。ことし1月の春陽会道作家展は、出品していなかったので。「旅路」と「使命を終えて」。モティーフは鮭のまま変わらないが、とくに「旅路」のほうは、遡上途中の雄と雌の鮭をわりあいやわらかみのある線で描いており、色も薄紫や黄色など、穏やかさに満ちている。これも、新たなステージというか、境地というべきだろう。
内藤広子さん「林檎の樹があった時」は、セザンヌの絵に出てきそ . . . 本文を読む
「three primary colors」という名前だけれど、出品しているのは女性4人。山田あんなさん、shiraさん、marikoさん、takekoさん。このうち、山田さんの写真がサービス判でざっと200枚はあり、大半を占めています。
山田さんの写真、最初のうちは、あー、なんか、どっかで見たタイプだなとか思ってたんですよ、正直なところ。たとえば川内倫子とか。でも、見ていくうちに、けっこう違 . . . 本文を読む
なぜか最近学生の展覧会が多いコンチネンタルギャラリーですが、今週は「札幌大谷短期大学専攻科美術1年総合造形コースグループ展」です。けっこうがんばっています。全体としては、若者らしい破綻はなく、手堅い感じですけど。
田中歩「白い街」(アクリル)
田園都市を甘美なタッチで俯瞰した、よくあるタイプの絵だなあと思って見ていると、意外と惹かれて、じーっと見てしまう。描きこんだぶん、じわっと魅力がしみ . . . 本文を読む