(日記3のつづき) CAIを出て、円山公園駅から地下鉄東西線に乗る。南北線に乗り換え、北24条駅で下りて、ギャラリー粋ふようへ。
このへんは「東1丁目」というのがやたらと広く、さんざん迷った。
北24条にもどり、「さっぽろ」で下りて、ギャラリーたぴおで、田村宏さんの追悼展「田村宏そしてそれから」を見る。
案内状のはがきによると、田村さんは1934年(昭和9年)樺太豊原生まれ。
北海道 . . . 本文を読む
闇の中で微かに感じる光。光は多少の変化を繰り返し我々をノスタルジーへと誘う。
胎児の時の記憶なのか、幼児期に体験した扉越しに見える廊下の明かりなのか?
CAIギャラリーにもう一つの部屋を制作する大がかりな今村育子のインスタレーションは、
誰もが自己の奥に記憶している闇と光の関係を蘇らす装置なのだ。
明かりは使用せず、そして作品内部には自らが現在住む家の壁紙を移植し
新たな my houseが登場し . . . 本文を読む
市立小樽美術館では「新収蔵品展」もひらかれていた。
これも5月28日で終了。
出品作はつぎのとおり。
森田正世史(1912-90)「水源(伊佐内川)」「手稲風景」
富樫正雄(1913-90)「ぼたん」「北晴合板工場にて」「手稲の牧草」
大月源二(1904-71)「虹立つ港」
金丸直衛(1914-95)「サンマルタン運河」
河野薫(1916-65)「銀鱗荘」「森の精」「話」「蝶」「花(C)」 . . . 本文を読む
2日も前に見た、しかも終わってしまった展覧会のことを書くのはどうも気がのらないけれど、順番に書いていこう。まず、市立小樽美術館の本間聖丈展。
札幌駅を朝9時32分に出る快速列車に乗る予定だったけれど、澄川駅へ向かうバスが遅れたため、地下鉄を大通駅で下りて、北1西4のバス停から小樽行きのバスに乗る。
本間聖丈さんは、ずいぶん画業の幅の広い人だと思った。
北海道の自然を幻想的にとらえた「森へお . . . 本文を読む