この春、札幌大谷短大の専攻科(油彩コース)を修了する前川さんの初個展。
くりぬかれた腹から、一部が歯車になってしまった内臓の見える、奇妙な鳥たちが登場する絵を描いています。
冒頭の画像は「静かな場所」。背後に壁があるせいで、奇妙な現実感をただよわせます。
つぎは「路」。
背景の山も奇妙です。空には、同類とおぼしき鳥が飛んでいます。
でも、鳥が飛んでいる絵って、出品作のうちこれだけの . . . 本文を読む
展覧会の正式名称はPISTOL 2-SHU SAITO & HIROSHI TAKEDA a.k.a. Azkenpanphan Exhibition。
札幌の若手美術家、齋藤周さんと武田浩志さんの2人展です。
「PISTOL 2」というのは、2人展という意味ではなく、昨年、一夜限定の展覧会としてひらかれた小林麻美さん・寺林陽子さんの2人展「PISTIL」の会場で、ゲリラ的におこなった展覧会 . . . 本文を読む
アップが遅れてすいません。他意はないんですけど…。
ただ、単純な感想として、どうして「油展」があんなにおもしろかったのに、卒展はぱっとしないんだろう、って思う。
もちろん、油展は油彩研究室の全学年だし、そもそも、くらべるのがまちがっているのかもしれないが。
絵画も彫刻も工芸も、既存の公募展的な作品におさまっているものが多いのは、どうしてなんだろう。
公募展的だからだめだとは言えないが、 . . . 本文を読む