丸ペンやサインペンによる独自の描法でイマジネーションあふれる世界を描き出す札幌の若手、佐藤香織さんによる、この1年間で3度目となる個展です。
前回の会場のカフェエスキスでは展示できなかった大作もならびました。新作は小品2、3点でしたが、非常に見ごたえのある展覧会だったと思います(なにせ、制作に時間がかかるので、とくに大作はそうそう新作を発表できない)。
筆者としても、初めて作者にお会いし . . . 本文を読む
「いま室蘭」のエントリで書いたように、潮見公園は、絵鞆半島の内側が港湾と工業地帯、外側が自然が残された海洋-という、室蘭の二重性をすぐに確かめられる、おもしろい場所だ。
公園の入り口側からは、製鉄所や、自動車専用道路、そのわきにあるサッカーボールのデザインのタンクなどが眺められる。もちろん、白鳥大橋も見える。
反対の駐車場の側からは、イタンキ浜と、はるかに広がる太平洋が望まれる。
つ . . . 本文を読む
道内だけではなく、全国で活躍する工芸作家の企画展にも積極的に取り組んでいる工芸ギャラリー愛海詩(えみし)。今回は、伝統的な友禅に、マーブリングという技法を取り入れている石原実さんが初登場です。
初といっても、いま検索したら、この方は2006年にギャラリー山の手で個展をひらいているんですね。あれれ、どうして見た記憶がないんだろう?
一般的な友禅の技法で染められた帯などもありますが、やはり目を引 . . . 本文を読む
北海道で、全国の作家を対象にした公募の展覧会は、いろいろ行われてきました。すでに幕を閉じたものもあります。そういうなかで、この「ビアマグランカイ」は、道外からたくさんの応募があり、東京や大阪にも展覧会が巡回する、真の「全国区」の賞に成長したと思います。
陶やガラスなど、素材もデザインも大きさもまさに多種多様。見ていて、理屈抜きに楽しい展覧会といえるでしょう。っていうか、見てるうちに、一杯やりた . . . 本文を読む