漆のうつわを和食に、ガラスの食器は洋食に-というのが、ふつうの考え。しかし、クラフトAgerを運営している「北のクラフトショップいぷしろん」の舟見優子さんの提案は
西山亮(空知管内長沼町)のグラスや深鉢、平皿などを和食に、堀内亜理子(旭川)の漆のデザートボウルやスープカップなどを洋食に使ってみませんか。
というものです。
たしかに、堀内さんの漆の器はシンプルなので、洋食のテーブルにも合う . . . 本文を読む
(承前)
メーン会場の文化センターの手前に、郷土資料館があります。
内部に、かつて旭川と東川をむすんでいた旭川電気軌道の車輛が静態保存されていたりして、楽しい施設です。
ここを根城に、フォトフェスタや、同時開催の「どんとこいまつり」に来た家族などの集合写真を撮っていたのが、「思い出写真館NIJI(にじ)」。
フォトフェスタのもうひとつの柱で、たぶん一般にはこっちのほうが知名度が高いであろ . . . 本文を読む
(承前)
常設展示をじっくり見て文学者の足跡に思いをはせた後は、特別企画展「有島三兄弟-それぞれの青春」である。
よく知られているように、有島の弟、生馬は二科展創設にかかわった著名な画家であり、その弟・里見(とん)も「多情仏心」などで知られる小説家なのだ。
会場の、有島記念館のサイトによると、こういう趣旨のようだ。
今年は、有島武郎生誕130年・没後85年・有島記念館開館30年 . . . 本文を読む
札幌ゆかりの彫刻家で、野外彫刻のパイオニア的存在でもある本郷新。
大通公園の「泉の像」をはじめ、彼の作品は札幌や道内のあちこちで見ることができますが、この作品は、目にしたことのない人も案外多いかもしれません。
というのは、この彫刻は、円山陸上競技場と円山球場の敷地内にあるからです。道路を行き来しているだけでは、見ることのできない作品です。
また、野外彫刻は札幌市内だけでも何百とあると . . . 本文を読む