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文庫カバーと小心者

2006年03月19日 01時27分21秒 | つれづれ日録
 これまで赤と青の2色だけだった、なにわ書房とリーブルなにわの文庫本カバーに、ラベンダーと黄色の2色が新たに加わったそうです。

 両書店が文庫本専用のブックカバーを用意し始めたのは、筆者の記憶では1970年代末です。それまでは、新書や一般書とおなじ、濃い緑の四角形のくみあわせによるデザインでした。スタート当時は、現在より紙質が良く、オレンジ色のみ。間もなく、現行の青よりやや濃い青が加わり、さらに80年代半ばには、茶色に近い紫色も出ましたが、間もなく紙質と色を現行のものに変え、現在に至っていました。
 よって、紫は「レアもの」(なにわ書房のK店長代理)だそうです。

 およそ20年ぶりの新色です。ぜひ入手したいのですが、両店とも客の希望を聞くシステムではなく、レジの店員さんがさっと手近にあるカバーをかけてしまいます。
 先日も、「陰謀の世界史」(海野弘著、文春文庫)と「故郷」(パヴェーゼ作、岩波文庫)を買ったのですが、ご覧のとおり、赤と青のカバーをつけられました。
 しかし筆者は、小心者なので
「新しいカバーをお願いします」
とは言えないのです。
 


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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (SH)
2006-03-19 07:33:25
私、大量に本を買っておりますが、そもそも「赤」の存在も知りませんでした。いつも青しか付けてくれないような・・・。新たにラベンダーと黄色ですか。

買う本に全部カバーをしてもらうと、本当に何百枚もたまってしまうので、お断りする方が多いですね。
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SHさんの本 (ねむいヤナイ@北海道美術ネット)
2006-03-19 08:43:55
 大量そうですもんねえ。

 たしかに、ふだんはカバーは断ります。旅先では、記念になるのでかけてもらうことが多いです。
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カバーがいろいろあるといえば (sorami)
2006-03-19 09:47:39
横浜の有隣堂が有名ですよね。確か12色だったかな。

紙質もよくて、カウンターに見本があって自由に選べます。著者やジャンル別に色を変えている人もいるそうです。

元・本屋として、やはりカバーのデザインは気になります。なにわさん、行って&一声かけてみようかな。
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はじめまして (H*N*)
2006-03-19 10:59:26
いつも、愛読しています。

4冊買って、「それぞれちがう色にして下さい。」というのはどうでしょう?待つ時間が長くなりそうですが。

カバーの話だったのでつい投稿したくなりました。

北見の福村書店のカバーが素朴で大好きです。

たしかにこの冬買った文庫のカバーは薄紫色でした。

目にやさしくてすぐ読んでしまいました。

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カバーと言えば (わたじゅん)
2006-03-19 11:16:33
いまさらではありますが、講談社現代新書はどうしてあんな素っ気無いカバーに変わっちゃったんでしょうか。学生時代から親しんだ、あの梨色のカバーに文言が配置された、羽良田平吉というか奥村ゆきまさというかYMO的(誰の手によるかよく覚えていない)なかっこいいデザインは、今後100年は持つ、と思っていただけに残念無念です。あんなんじゃ中公新書やPHP新書なんかと区別できないぞ。
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Unknown (ねむい初老ヤナイ@北海道美術ネット)
2006-03-19 19:57:29
>soramiさん

いつもどうもです。

コーチャンフォーも12色あって選べますよ。



>H*N*さん

初めまして。

その一言が言い出せないので、小心者なのです。

それと、わたしが待つのはべつにかまわないのですが、とくにリーブルだと、列の後ろのお客さんを待たせることになっちゃいますよね。



福村書店のカバー、いいですね。芋版画家の香川軍男さんのデザインです。



>わたじゅんさん

それは板違いです。

というのは冗談ですが、たしかに講談社現代新書のあの2代目カバーはかっちょいかったですよね。新書戦争のなかで、老舗ながらベストセラーのすくない講談社現代新書としては、とにかくなんかやりたかったのかもしれませんが。
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それにしても (ねむいヤナイ@北海道美術ネット)
2006-03-19 19:58:28
うちのブログって、美術ネタ以外だとすぐコメントがたくさんつくのはなぜでしょう。
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