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■馬場護展 HBCメモリアル &α (2024年8月6~12日、札幌)

2024年08月12日 11時10分11秒 | 展覧会の紹介-複数ジャンル
 カラフルな楽しい廃品アートを作るメタスクラプター、M.BABATCHI(ババッチ)さんが、本名の馬場護として手掛けてきたグラフィックデザインの仕事を振り返る個展を開いています。
 1970年代前半、HBC(北海道放送)の事業部から依頼されて制作したジャズなどのコンサートのポスターやチケット、ちらしをはじめ、HBCが主婦の視聴者に配っていたリーフレット、社報(札幌五輪特集!)、樽前ハイランドのポスターなど、あまりのなつかしさに感涙ものです。 
 コンサートの顔ぶれがチック・コリアとリターン・トゥ・フォーエバー、ディジー・ガレスビー、リー・コニッツ、アダモなどこれまた豪華。
 また、1971年には、HBCは夜の洋画劇場(淀川長治さんの解説でおなじみ)のほか、午前中には毎日(!)映画を流していたんですね。










 これは1999年のアピア(札幌駅地下街)がオープンしたときのポスター。
 これもババッチさんの仕事だったとは。

 当時、アピアのテナントが一つだけ決まらなくて、1~2カ月ほど、ババッチさんの廃品アートを展示する臨時のギャラリーになっていたそうです。
 「場所もよくて多くの人が見てくれました。作品が展示できて、お金がもらえて、ほんとうにいい時代でしたね」
と振り返る馬場さん。

 ところが、これらの貴重な資料ですが、展示が終わったらそのうち処分してしまうそうなのです。
 ババッチさんは1945年生まれ。もう断捨離を考えるころなのでしょうか。
 興味のある人は、資料館へ急ごう!!


2024年8月6日(火)~12日(月)午前9時30分~午後6時30分(最終日~午後6時)
札幌市資料館(中央区大通西13)

□M.ババッチの廃品アートと竜玄の部屋 https://plaza.rakuten.co.jp/chameron/

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・地下鉄東西線「西11丁目駅」から約290メートル、徒歩4分。「西18丁目駅」から約560メートル、徒歩7分
・市電「中央区役所前」から約420メートル、徒歩6分。同「西15丁目」から約430メートル、徒歩6分

・じょうてつバス「西11丁目駅前」から約330~390メートル、徒歩5分

・ジェイアール北海道バス、中央バス「教育文化会館前」から約230メートル、徒歩3分
(小樽、岩内方面行き都市間高速バス、小樽・手稲方面と札幌駅前を結ぶ快速・普通のバスの、全便が止まります=ただし北大経由小樽行きを除く)

・ジェイアール北海道バス「51 啓明線」(札幌駅前―北1西4―啓明ターミナル)で「大通西14丁目」降車、約350メートル、徒歩5分。この停留所から乗って終点で降りればギャラリー門馬へ直行できます

※駐車場はありません。周辺にコインパーキングが何カ所かあります


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