昨年11月に亡くなった、ギャラリーたぴお主宰の竹田博さん。
本職はグラフィックデザイナーだが、油絵も描いていた。
今回は、ご遺族の諒解を得て竹田さんの遺作を販売し、ギャラリー運営の一助にしようというもの。
筆者は4日にうかがったが、けっこう売れていた。
具体的な金額は書かないけれど、相場よりもかなり安いのだ。竹田さんが生前、自作につけていた値段にくらべても相当安い。
冒頭の画像を見ると、あざやかな色彩によるシンプルな抽象画がある一方で、リアルな筆使いで人物を描いた作品もある。仕事として描いたお店のポスターの下絵とおぼしき絵もあり、多種多彩だ。
遺影の前にお酒のびんが置いてある。
天井に近い、高い壁にもびっしりと絵がならぶさまは、壮観だ。
鈍い緑色の油彩は、植物園などを描いた風景画をかぎりなく抽象に近づける試みにとりくんでいた晩年のもの。
筆者が拝見していた時代には、すでにカラーフィールドペインティングは描かなくてなっており、この種の「風景画」のほうが思い出深い。
08年6月30日(月)-7月12日(土)11:00-18:00
ギャラリーたぴお(中央区北2西2 道特会館 地図A)
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