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2024年6月7日に札幌市内のギャラリーを回っておく必要があった理由

2024年06月09日 10時29分52秒 | つれづれ日録
 理由はすでにおわかりかと思います。
 謙虚なことで有名な長谷川岳先生が創設なさった某まつりが市内各所で大騒音をまき散らし、変わった風体をした参加者が地下鉄などで移動するためです。
 とくにスカイホールとさいとうギャラリーは南1条通が会場になっているため美術鑑賞どころではありません。

 ブログ更新作業の後で出発。

 十字館(加藤臣二水彩スケッチ展 やさしい時間 3)

 マチのスケッチとありましたが、実際には地方の一軒家などの風景です。10日まで。
 スペイン人旅行者の女性2人が来ていました。


 時間はちょっと早かったけれど、創成橋近くの「Y」で、焙煎ごま味噌ラーメン大盛り。1020円。
 とくにスープは、安定のうまさ。


 2カ所目は、500m美術館(渡辺行夫個展 資源カメラ)
 小樽のベテラン彫刻家による、オオイタドリ彫刻の数々。
 こんなに大量に作っているとはビックリです。ぜひ見てください。
 26日まで。


→札幌市民ギャラリー(太田俊勝と仲間たち 躍動/ciao photo circus)
 太田さんは「札幌の美術 2002」に出品していた80代半ばの書家。
 今回は墨象の6人展で、さすがに太田さんは大作こそありませんが、21点も出品しています。
「◯」は、左下から太い筆を一周させた作で、機械的な図形ではない、人間味あふれる凹凸と飛沫が、なにやら人生を感じさせて、胸が熱くなりました。
「月」は、左側の第1画が力強く、右側の第2画が添えるような細い線になっているのがユニークで、塚本宏美さんの「月」と好対照になっています。
 亀山周司さん「戸」は、目録では「与」になっていました。

 チャオフォトサーカスは、北24条駅そばの画廊喫茶チャオに集まるプロからアマチュアまでの写真家による大型グループ展。
 以前はチャオに近い札幌サンプラザで開かれていました。
 大きなプリント1点で勝負する人(Daisuke Shimakura さん、竹崎良子さんなど)もいれば、たくさんの枚数を並べている人もいます。
 佐々木歩さん「Yezo sika」は、薄もやがかかる川をわたる雄雌のシカをとらえたショットなど6枚。
 小田泰士さん「神、仙人の住みたもう所」はモノクロ3枚。霧にかすむ湿原や枯木が神秘的な静けさをたたえて美しいです。

 ポートレート勢は猪俣聡子さんをモデルにしている人が6人もいました。
 大住哲さん、神成邦夫さんは、先日の「イメージのトランジション」と同一の作品。
 卜部拓也さん「A Mirror of Chaotic Emotions」は、チャオでの個展で使わなかったプリント3点で、赤やオレンジが鮮やかな、抽象絵画のような作品です。

 いずれも10日まで。


 この調子で書いていくと終わらないので、次項はピッチを上げます。




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