北海道美術ネット別館

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07年3月5日、中川晃展、木下栄司展など

2007年03月05日 23時47分32秒 | 展覧会の紹介-複数ジャンル
 会社を出て、傘をさす。
 この冬、何度目の雨だろう。

 奇跡的に早く仕事が終わり、閉館間近の札幌時計台ギャラリー(中央区北1西3)に飛び込む。
 見たのは、上のフロアの「札幌美術学園特設絵画科修了展」だけ。
 田中芳明さんの手になる、川端康成の顔の、鉛筆による模写は、なかなかのもの。

 富士フォトサロン(中央区北2西4、札幌三井ビル別館)で「富士営業写真コンテスト入賞作品発表展」。
 これだけデジタルカメラやカメラつき携帯電話が普及すると、マチの写真館もなかなかタイヘンだと思う。
 もちろん、展示されているのは、さすがプロ!と思わせる出来栄えのものばかり。
 道内からは
 奥山陽一「17の印象」
 朝風恵子「幸わせ!」(原文ママ)
が優秀賞、
 桝川隆幸「となりの店主」
 加藤公平「PROFILE」
 谷杉アキラ「ぼくのリサイタル」
 矢吹尚也「ボーイ」
が入賞。
 おもしろかったのは、宮崎県の人が撮った卒業写真。いかにも、どうしようもない不良ばかりで、こいつらにカツアゲされたら怖いだろうなーと思うけど、でも、なんの根拠もないんだけど、こいつら卒業したら案外ちゃんと社会人になってるような気がするのだ。
 7日まで。

 石の蔵ぎゃらりぃ はやし(北区北8西1)で、「ちゃった」こと、中川晃さんの個展。
 ひとがたの顔つきが優しくなったような印象を受けた。
 6日まで。

 林さんに勧められて、さっぽろ東急の5階の画廊に、木下栄司作陶展を見に行く。
 1963年生まれ、大分県豊後高田市在住で、日本工芸会正会員だそうだ。そのわりには、安い。湯飲みは2000円しない。
 うつわは、焼き締めあり、化粧土あり、炭化ありで、バラエティーに富んでいる。
 へらや刀のようなもので、表面に規則的な模様を入れた作品も多く、小鹿田(おんた)焼を思い出した。「おなじ大分県」ってことで、先入観があるのかもしれないが。
 これも6日まで。

(追記)
中川さんのひとがたの作品名はつぎのとおり。
「虹をみている」
「空が歌ってる」
「想ってる」
「森へ行こう」
「みつめていたい」
「夜空の風」
「羽ばたきを感じる」
「地平線の声」
「ゆるやかな風」
「明日への願い」
「耳をすませば」
「ここにいるよ」
「昨日から来た」
「水をながめて」
「ふたつの時間」

なんだか、中川さんのやさしい心持がつたわってくるようです。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
「詩』になっていますね (川上@個展deスカイ)
2007-03-06 00:08:04
「森へ行こう」
「昨日から来た」「明日への願い」
「耳をすませば」「ここにいるよ」
「虹をみている」
「空が歌ってる」
「地平線の声」「ゆるやかな風」
「水をながめて」「想ってる」

「森へ行こう」
「羽ばたきを感じる」「ふたつの時間」
「みつめていたい」「夜空の風」

「森へ行こう」
「昨日から来た」「水をながめて」
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ほんとうですね (ねむいヤナイ@北海道美術ネット)
2007-03-06 09:31:20
ところで、川上さんに事務連絡。
ユリイカできょうから陶芸の3人展が始まっています。
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アップしました (川上@個展deスカイ)
2007-03-06 21:48:16
事務連絡ありがとうございます。
3月の予定が入ってきましたので、更新しました。
ユリイカを今後ともよろしくお願い致します。

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あれっ (ねむいヤナイ@北海道美術ネット)
2007-03-07 20:49:08
北星学園大写真部は、ついこないだ札幌市資料館(中央区大通西13)でやったばかりのような気がします。
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