昨年の個展で、絵画から立体へ大胆にシフトした札幌の藤田真理さん。
昨年は、いろいろなかたちの白い立体を壁に掛けるなどして展示していましたが、ことしは、大型のインスタレーションが、会場の中央にでんとすえつけられています。
入り口には幕があって、中は薄暗くなっています。
中は、発泡スチロールの白いレンガが壁のように積み上げられています。100個ほどもあるでしょうか。
その壁にすこしあいているところがあって、そこからやはり白いタンポポが顔をのぞかせています。
近づくと、その向こう側にもタンポポの野がひろがっています。
ネタバレになるので、これ以上詳細はひかえます。
ただ、誤解している向きがあるようなので書いておきますが、これらのタンポポは、実際のタンポポを白く着色したものではありません。
ひとつひとつ手づくりしたものです。
単にタンポポを提示するだけでは、その精巧さにばかり目が向いてしまって、或る種の手工芸的な作品に陥る危険性があると思うのですが、今回はインスタレーションになっていることで、なにか全体的な感興のようなものを呼びさましているのではないでしょうか。
それは、春を待ち望む心持ちかもしれないし、生命なるものの再認識かもしれません。
07年12月13日(木)-30日(日)12:00-19:00(最終日-17:00)、月曜休み
ギャラリーミヤシタ(中央区南5西20 地図D)
■06年の個展
■2005年の「絵画の場合」 (このグループからは脱退しています)
■2004年の「絵画の場合」 (くわしい略歴アリ)
■2004年の個展の出品作の画像
■2001年の個展 (画像なし)
昨年は、いろいろなかたちの白い立体を壁に掛けるなどして展示していましたが、ことしは、大型のインスタレーションが、会場の中央にでんとすえつけられています。
入り口には幕があって、中は薄暗くなっています。
中は、発泡スチロールの白いレンガが壁のように積み上げられています。100個ほどもあるでしょうか。
その壁にすこしあいているところがあって、そこからやはり白いタンポポが顔をのぞかせています。
近づくと、その向こう側にもタンポポの野がひろがっています。
ネタバレになるので、これ以上詳細はひかえます。
ただ、誤解している向きがあるようなので書いておきますが、これらのタンポポは、実際のタンポポを白く着色したものではありません。
ひとつひとつ手づくりしたものです。
単にタンポポを提示するだけでは、その精巧さにばかり目が向いてしまって、或る種の手工芸的な作品に陥る危険性があると思うのですが、今回はインスタレーションになっていることで、なにか全体的な感興のようなものを呼びさましているのではないでしょうか。
それは、春を待ち望む心持ちかもしれないし、生命なるものの再認識かもしれません。
07年12月13日(木)-30日(日)12:00-19:00(最終日-17:00)、月曜休み
ギャラリーミヤシタ(中央区南5西20 地図D)
■06年の個展
■2005年の「絵画の場合」 (このグループからは脱退しています)
■2004年の「絵画の場合」 (くわしい略歴アリ)
■2004年の個展の出品作の画像
■2001年の個展 (画像なし)