北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

■河合利昭展 波形と青の記憶 (9月1~11日、札幌)

2011年11月02日 21時56分06秒 | 展覧会の紹介-工芸、クラフト
 
 9月初旬に札幌で見た展覧会のうち、まだ取り上げていないものがありました。
 遅くなりまして、すみません。

 河合利昭さんは札幌の陶芸家。
 お会いするのは、4年前にtemporary spaceで開かれた2人展以来ではないかと思います。 

 今回は、うつわはなく、ごらんのような立体が並んでいます。
 
 「青の林檎」以外は「青のためのesuquisse」が4点並んでいます。
 「I(起)」「II(承)」「III(転)」「V(結)」

 「IV」がありませんが、これは控え室に置いてありました。

 ギャラリー門馬アネックスの白い空間に、青の釉薬が映えます。

 筆者が「オブジェ」という語を口にすると
「それは八木一夫が言ったことだからなあ。clay work と呼んでほしい」
と河合さん。なるほど、そのほうがニュートラルですね。

 形状はまさに、海を思わせる波のかたち。

 河合さんが、青が気になり始めたのは2年前とのこと。それから青の作品に取り組み始めました。群青や藍とは違う、わずかに緑がかった微妙な色合いです。 


2011年9月1日(木)~11日(日)11~7時
GALLERY門馬ANNEX(札幌市中央区旭ケ丘2)

毛利史長・河合利昭 陶二人展「産土不一致」(2007年)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。