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■ 油彩・日本画・塗装工芸3人展~秋山久美子・池田さやか・渡辺和弘 (2017年11月20日~12月28日、札幌)

2017年12月27日 13時46分07秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 
 道展会員による3人展。
 秋山久美子さんは油彩、池田さやかさんは日本画、渡辺和弘さんは塗装工芸という、ユニークな顔ぶれです。

 渡辺さんはジャンルでいえば「漆芸」ですが、原料の漆の入手がしにくいという事情もあり、原料にカシューナッツを用いています。
 漆によく似た光沢のあるクリアな色面。
 組み合わせたシャープな抽象図形が、渡辺さんらしいです。

 左から「星序」「緑響」「紫影」「月話」「碧黎」。計6点です。


 左から「いま」「ワタリドリ」。右奥は「漂」。
 この画像には写っていない、陰になっている壁に「昇」があります。

 秋山さんの絵は、空中に浮かんでいる人々が主なモティーフになっていることが多いです。
 アクロバティックなポーズをとっている人もしばしば描かれていて、よくこんな面倒な姿勢の人を描いてうまく破綻させずに画面をまとめているなあ~と、感心させられることも少なくありません。

 「ワタリドリ」は地上の風景が小さく描かれているので、スケール感があります。


 池田さんの左側は「tea time」。
 とっても心なごむ絵だと思いますが、自分でも理由がよくわかりません。ふつうなら横位置で描くような日常の情景が、縦位置で巧みに切りとられているからかもしれません。

 「ポピー」も、まっすぐな茎11本が画面のほとんどを占めるユニークな絵柄。画面上方に花が7輪描かれています。
 ほかに「クローバー」「花冠」「バラ」「あいちゃん」「秋明菊」。


2017年11月20日(月)~12月28日(木)午前11時~午後8時(土曜正午~午後5時、最終日~5時)、日祝休み
喫茶いまぁじゆ(札幌市中央区北1西18)
ツイッター @imaajiyu

「春への序奏」展-いのちの形、そして色- (2010)
秋山久美子油絵個展「冬・ばら」(2003年、画像なし)
=秋山さん出品

第4回にかわえ展 (2010、画像なし)
=池田さん出品

モダンアート協会北海道支部展 (2013、渡辺さんの画像なし)
LOOP EXHIBITION (2010)
=渡辺さん出品




・中央バス、ジェイアール北海道バス「道立近代美術館前」から約200メートル、徒歩3分
※札幌駅前、北1条西4丁目などから、手稲・小樽方面に向かう、都市間高速バスを含むすべてのバスが止まります

・地下鉄東西線「西18丁目駅」から約370メートル、徒歩5分

・ジェイアール北海道バスで札幌駅前から「54 北5条線」(西28丁目駅行き)か「57 北5条線」(琴似営業所行き)に乗り、「北5条西17丁目」から約370メートル、徒歩7分

・市電「西15丁目」から約830メートル、徒歩11分


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