まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

中山の棚田で田植えが始まっています。

2005年05月19日 | 自然
 小豆郡池田町中山地区の千枚田は有名ですが、その中山の棚田で田植えが始まっています。
 この中山地区は土庄町と池田町の町境にあって、急峻な山肌にへばりつくような集落で、自然と水田も小さな田んぼが重なり合って、千枚もあるかと思うほどに連なっておるのです。
 ですから、トラクターなどの大型機械は入りませんから、老人たちの手作業で耕し、手で田植えをするのです。小さい水田だと乗用車一台分ほどから、机一つ分ほどの水田が重なっているのです。そこを一枚、一枚、耕してあぜを練り、水を入れて田植えするのです。ですから、いくらかの田んぼは手つかずで荒れるに任せる田んぼも見られます。ある田んぼはお花畑となり、家庭菜園になったものも見られます。そうした田んぼが谷底から天にまで届くかのように連なっているさまは壮観な眺めですが、地元の人々には大きな苦労に違いありません。

  耕して 天に届けり 千枚田  暁光

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