まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

世界で一番狭い海峡・土淵海峡を渡る

2005年05月20日 | Weblog
 小豆島の西部に位置する土庄町淵崎地区と、その前にある前島に挟まれた水路のような海が「土淵(どぶち)海峡」と呼ばれている。この海峡は1997年版ギネスブックに「世界で一番狭い海峡」として認定・掲載されて話題になった。
 この土淵海峡は長さ2500メートル、最大幅400メートル、最小幅は9.93メートル(永代橋下)で、漁船やプレジャーボートなどの小型船舶が航行できる海峡だ。この海峡には、オリーブ大橋から永代橋を経て、土庄町役場前の「フレトピア公園」、平和の群像前までの2500mの流れがあり、土庄港へと続いている。
 よく晴れた初夏の風の中、そっと、この幅10mの橋を渡ってみたが、とりたてての感動も湧いてはこない。

  夏遍路 きらめいており 麦畑  暁光

大野原の風物詩・豊稔池の大放流

2005年05月20日 | 自然
 リクエストにお応えして、大野原の豊稔池の大放流の風景です。これは昨年六月下旬の風景です。この池は日本最古の石積み式アーチダムで、中世ヨーロッパの古城を思わせる姿で有名です。
 堤の長さは145メートル、高さは30メートル、中央部に五個のアーチと六つの扶壁を持つ石造マルチプル・アーチダムで、国内にも類例を見ない珍しいもので、ダム関係者ならば必ず一度は見学に訪れるというもの。
 初夏には田植え用の用水を放流する「ユルヌキ」が行われ、風物詩として知られ、地域一帯が遊水公園として整備され、静かな散策コースにもなっているそうです。普段は最下部から静かな放流が行われるのですが、この頃には中部の放流口からの中放流、最上部放流口からの大放流が行われ、勇壮な姿を見せてくれます。

  ほとばしる 大放流や 初夏の風  暁光

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